作れちゃう

11/3・4 実技入門講座 木版画

実技室プログラムのご案内です。

11/3(日)・4(月・祝)は、実技入門講座「木版画」でした!
講師は、実技室ではおなじみ藤田泉先生です。

今回は、木版画の彫りから摺りまでに挑戦!

そもそも木版画ってなんでしょうか?

木版画は、「凸版(とっぱん)」に分類される版画技法です。
彫刻刀で木の板を彫って凹凸を作り、でっぱりの部分にインクをのせます。なので「凸版」です。
日本では、江戸時代から特に盛んになりました。

他にも、板に傷をつけて、傷(凹部)にインクを残す「凹版」(銅版画など)、
版に傷をつけない「平版」(リトグラフなど)、
インクが通過する穴とインクが通過しないところを作る「孔版」(シルクスクリーンなど)、

などなど。版画には色々な技法があります。

余談が長くなりましたが、今回の講座の様子をご紹介します。

初心者の方を対象として開催している実技入門講座。
今回も、「彫刻刀を握るのは小学生以来!」という方が多かったです。
スタッフは当初、
「短い時間なので、本格的には仕上がらなくても、木版画の楽しさに触れていただければ…」
と思っていたのですが…。

参加者の皆さまの集中力は、スタッフの想像を上回っていました。
2日間という短い時間でしたが、皆さまとてもクオリティの高い作品に仕上がりました。
2版~4版の多色摺りに挑戦された方も多く、その集中力に講師の藤田先生も驚いていました。

2日間、濃密な時間でした。
これをきっかけに、美術に親しんでいただければ幸いです♪

 

次の実技入門講座は、11/24(日)・12/1(日)開催予定の「銅版画」です。
そちらもぜひ、チェックしてみてください。