2013年12月01日(日) 作れちゃう
実技室プログラムのご案内です。
実技室では、
11/24(日)、12/1(日)に実技入門講座「銅版画」、
11/30(土)に指導者向け講習会「銅版画」を開催しました。
講師は創作週間でもおなじみ、版画家の柳本一英先生です。
只今開催中の「二見彰一展」に合わせ、この冬の実技室は銅版画の講習が盛り沢山です。
銅版画は、まずは銅の板に何かしらの手段で傷を付けます。
その傷にインクを詰め込み、プレス機で圧をかけてインクを紙に刷りとる技法です。
傷(凹部)にインクをのせるので、凹版画に分類されます。
銅版画と一口に言っても、その傷の刻み方で様々な技法に分類されます。
刃物などで直接傷を付けるエングレーヴィングやドライポイント、メゾチント、
薬品を使って腐食させるエッチングやアクアチントなど。
二見氏がアクアチントを好んで使用されていることに因み、
この冬の実技室は、銅版画の中でも特にアクアチントをピックアップしています!
アクアチントは、薬品を使って腐食させる「間接法」の一種。
銅版画は「銅板に傷を付ける」というその性質上、「線」による表現が主体になります。
しかしアクアチントは、松やにを使用することで、「面」による表現ができることが特徴です。
百聞は一見にしかず!
さらに見るだけでなく手で体験できれば、なお良いですね。
実際に技法を体験してみると、作品の見え方も変わってきますよ。
1/8(水)~12(日)はちょこっと体験講座「銅版画」、
1/13(月・祝)は「アクアチント講座 構成の愉しみ」も予定しております。
ぜひ二見彰一展の観覧と合わせて、銅版画の体験にも挑戦してみてください♪