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《地獄の門》の中にこんなのが?

現在、ロダン館で開催中の「やぐらプロジェクト」。高いやぐらに登って、普段は見えにくいところを見ていただくイベントです。近づいて見ると、あれ、こんなのがあったのかと新たに気づくことも多いです。

まずは、今回の最大の見所である、ガイコツさんと、悪魔?さん。

人々を地獄へ導いているとか、「死のダンス」を舞っているとか解釈されていますが、ひしめき合う人々に翻弄され、押しつぶされているようにも見えます。特にガイコツさんは体がなんだかよくわからない姿勢になってしまっていて、気の毒な感じも・・・

「考える人」の真後ろにいる女性。腕をあげて、いささか官能的です。悩める「考える人」を背後から誘惑しているのでしょうか? ここは下から見上げているときには、決して見えない場所です。この機会にぜひご注目下さい。

「考える人」の頭上に並ぶ凸凹は、小さな顔がずらりと並んだもので、とても気持ち悪いところです。でも、それをよーく見ると、

なんと、花とかつぼみとかがあるんです!地獄に花とは、これいかに?? 《地獄の門》には、ところどころアカンサスの葉やいばらなどの植物モチーフが装飾として使われていますが、そうした表現の一環でしょうか。でも、気持ち悪い顔の列の中にお花を隠しておくなんて、ロダンも、おちゃめですね。ちなみにこの右端の男の顔は、ロダンの出世作「鼻のつぶれた男」の縮小版です。

やぐらプロジェクトは、2月12日(日)までです。やぐらに登って、これらの部分をぜひご自分の目で確かめていただければ、うれしいです。

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折り紙「考える人」増殖中!

現在、ロダン館で開催中の「やぐらプロジェクト」と「折り紙プロジェクト」も、残すところあと1週間となりました。多くの方にやぐらに登っていただき、折り紙を楽しんでいただいています。

その折り紙「考える人」は、すでに300体を超え、置場も狭くなってきたほどです。

《地獄の門》前に設置されたやぐら。その手前にポツポツと色とりどりに見えているのが、みなさんが折られた「考える人」です。普段は色味の少ないロダン館が、心なしかなごんで見えます。

ひっくり返ってしまったものや、作りかけでやめてしまったものとか、いろいろいますが、それぞれ個性的です。

ヤンキーにいちゃん、増殖中。(笑) 実はこの折り紙、折り図どおりに折っても、なかなか「考える人」らしくならないのです!? 実際の作品を見ながら、手足の長さや角度、姿勢などをうまくポージングしましょう。特に右足が開き気味になるので、内側にぐいっと折っておくのがコツです。

このイベントは、2月12日(日)までです。来館の折には、ぜひロダン館にも足をお運びください。

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予告!!

 25日の金曜日、当館の学芸員はある文明展の記者発表会に参加し、戦利品?!を持って帰ってきてくれました。こちらを見て、どの国の文明展か分かりますか??

これだけではまだ分かりませんね。。。、一つずつ見てみましょう!!

?↓  まずは、布のバックに近寄って・・・☆

↑ 織りがきれいな布のバックの留め具に注目!かわいらしい動物が彫られています!留め具の素材も、木でもプラスチックでもない様子、ふんふん。。。さて次は?

↑ キーホルダーの、丸い飾りに注目です!!赤と黒のてんとう虫のようなこちら!ご存知の方、いませんか?ある国では、この「豆」を幸運のお守りとしてアクセサリーなどに加工しているんです!どうですか?次が最後のヒントですよ!!

はいっ!ばっちりですね!!正解は「ペルー」!

よく見ると、文字の他にも、「P」の隣にはナスカの地上絵のイラストが入っていますよ☆

さてさて、クイズ形式にしてみましたが、お楽しみいただけましたか?来年の11月に、「マチュピチュ『発見』100年 インカ帝国展」が静岡にやってくるんです♪

まず東京の国立科学博物館を皮切りに、静岡にもやってきます☆まだ1年先のことですが、どうぞお楽しみにお待ちくださいね☆

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高校生ギャラリートーク(研修)

 
高校生がお客さん相手に、作品の解説会をします。今日はそのための研修を行いました。
現在開催中の収蔵品展「オールド・マスターズ」について担当学芸員から詳しいお話を聞きます。

18世紀以前のヨーロッパの油彩画は、高校生にはあまりなじみがないかもしれませんが、メモをとりながら熱心に聞いてくれました。
難しい解説ではなく、若者ならではのセンスで感じとったものを、お客さんに伝えて、お客さんといっしょに分かち合うようなトークを期待しています。
本番は、12月3日(土)12:55から第7展示室とロダン館で随時、開催します。

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レッツウォーキング☆

 行楽シーズンの秋ですよ!

 このたび(10月29日のイベントでしたので事後報告ですが・・・)JRさわやかウォーキングの新コースに、静岡県立美術館が仲間入りしました!

 その名も、「日本平 舞台芸術公園と県立大学学園祭(剣祭)ウォーキング」!!

 タイトルには入っていませんが、ちゃんとコースに入っているんです!東静岡駅をスタートし、日本平の「舞台芸術公園」、平澤寺・平澤観音、静岡県立美術館、静岡県立大学、草薙駅ゴール☆という、芸術たっぷりコースです。なんとその距離10キロ!!

 静岡県立美術館にたどり着く頃にはお疲れかな・・・、と思われましたが、参加者さん達のさわやかなこと!!うれしいです。

 年内のさわやかウォーキングのコースは他に参加していませんが、自分の好きな場所を気ままにウォーキングしてみてはいかがでしょう。