作れちゃう

7/26 わくわくアトリエ 「ええっ木版画でデザイン??!」

実技室プログラムのお知らせです。

7月26日(日)に、わくわくアトリエ「ええっ木版画でデザイン??!」が開催されました。

この「わくわくアトリエ」は小学生から大人まで楽しんでいただける講座になっています。

今回は、スイスデザイン展にあわせて、木版画でデザインをしてみました。

講師は、木版画家の藤田泉先生です。

日本の伝統技法でもある木版画が、一体どのようにしてデザインと結びついたのでしょうか?
当日の様子を見てみましょう!

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?まずは現在開催中の「スイスデザイン」展で展示されている作品を見ます。
今回はあらかじめ、版になる絵を持参していただきましたが、
展示作品を見て、改めてスイスデザインから構成の仕方や色使いを参考にしながら
イメージを膨らませていきます。

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絵が決まったら、版木に転写していきます。

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続いて早速「彫り」に移ります。
初めて彫刻刀に触れる子や、小学生以来…という方、定期的に木版を制作されている方、
さまざまな方にご参加いただきましたが、藤田先生が丁寧に指導してくださいました。

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みなさん、黙々と制作されています。
小さい子は、保護者のかたと協力して彫り進めます。
最初は彫刻刀を恐る恐る使っていた子も、完成が近づくにつれて、スムーズな彫刻刀さばきを見せてくれるようになりました。

続いて、ついに刷りに移ります。
版にローラーでインクをのせて、バレンで一気にこすります。

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できあがり!

これで終わりかと思いきや…ここからが本番です!

使うのはこの「木端」。
さまざまな形があります。

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この木端を使って、画用紙の余白にスタンプとして押していきます。

無題

こんな木端もありました。

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?同じ丸でも大きさが違ったり、木目によってインクの乗り方が違うので、
どんどん試してみたくなります。

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色や形を重ねる実験もたくさんしてみます。
大人の皆さんも悩みながら、工夫を凝らしてスタンプを押していました。

そしてついに!完成です。

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こんな感じの仕上がりました。(一部)

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余白をうまく使ったり、図を繰り返して使ったり、
それぞれ「スタンプ」を上手く使って完成させることができました!
木目を生かした作品も面白いですね。

 

デザイン・構成というと難しく聞こるかもしれませんが、
スタンプを使うことで小さい子も楽しんで色や形に触れ合うことができていた様子でした。
スタンプに使用した木端は、お持ち帰りいただきました。
ぜひ、家でもスタンプしてみてくださいね!

 

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次回のわくわくアトリエは、9月20日(日)「切り絵」です。
詳細は8月中旬をめどにHPや館内配架チラシでご案内します。
HPでは実技室プログラムスケジュールをご確認ください。