2011年12月03日(土) 作れちゃう
今日は工作アトリエ!銅板画家の柳本先生を講師にお迎えし、ミニ銅版画の制作をしました。
創作週間や実技入門講座でもおなじみの柳本先生は、優しくチャーミングな先生です!しかしその手つきはまさしく職人。
午前中は、ニードルというとがった道具で直接銅板にキズをつける【ドライポイント】に挑戦です。
お子さんから大人の方まで、ガリガリガリガリと硬い銅板をけずっていきます…。
銅板といったら一般的には黒いインクを使いますが、今日はカラーインクも使用。色が入るとやっぱり楽しいですねー!
12月ということで、今日はクリスマスカードを作りましたよ。珍しい銅版画のカードをもらえたら、嬉しいですよね。
午後の講座は、午前のにぎやかな雰囲気から一転、真剣なムード。
実は今日の午後の部は、「鑑賞指導者研修会」の講座の一部として、学校の先生や博物館の学芸員さん方にご参加いただきました。
生徒さんや来館者さまのために銅版画を学びにいらっしゃった先生方です。とても熱心にお話を聞いて下さいました。
さすが先生方、ハイクオリティな作品が仕上がりました!
銅版画は色々な手段で銅板に傷をつけますので、本当にたくさんの技法があります。覚えるのはとっても大変。
しかしその分だけ、先人たちのアイディアのつまった奥深い世界でもあります。
本日の講師の柳本先生は、創作週間でもインストラクターをして下さっています。興味のある方は、ぜひ実技室年間スケジュールをチェックしてみてください!