作れちゃう

実技講座 リトグラフ

今日実技室では、『リトグラフ』の実技講座が開催されました。リトグラフという名前は聞いたことはあっても、実際どのようなものかご存知でない方が多いのではないでしょうか?

リトグラフとは、版画の一種です。リトとは石のことで、今のオフセット印刷技術のもととなった技法です。水と油ってはじきますよね?その作用をつかった版画です。

といってもやってみないとよくわかりませんよね!?わからないことはやってみよう!が実技室流◎

石の上に油性のインク(クレヨンやコンテ、溶き墨など)で絵を描きます。この石は先生がご自宅からもってきてくださったドイツ産の石。とても重い石です。現在では石でなくても、薄いアルミ板で手軽にすることができます。

参加者の方々は、アルミ板で挑戦。描画を終えたら、アラビアゴムを上から塗っていきます。このまま6時間以上放置。すると、親油性が強まり、親水性も強まり、水と油がよくはじくようになります。

今日はここまで。来週、製版と刷りの作業を行います。さて、これでどんな版画が刷れるでしょう?

ちなみにこれがリトグラフ専用のプレス機。次回のブログをお楽しみに!!