作れちゃう

実技講座 屏風製作

今日も、株式会社 墨仁堂さんをお招きしての屏風製作の講座です。

蝶番付け、水干絵の具の溶き方、胡粉の溶き方、岩絵の具の溶き方、塗り方、金砂子の蒔き方などなど・・・

内容はかなり盛りだくさん!!

まずは蝶番付け。和紙の蝶番です。この蝶番がすごいのです。

両側に開閉ができるので、表も裏も絵を描いてたのしめます。蝶番は丈夫な紙、和紙でないとできません。

当館収蔵品の横山大観《群青富士》と狩野探幽《一ノ谷合戦・二度之懸図屏風》を下絵に色をのせていきます。

チューブから絵の具をだして使うののではなく、一色ずつにかわを混ぜて絵の具をつくることも皆さん楽しんでいました。小さな気遣いや、繊細な手作業が美しさや長く保存できるかどうかにつながります。

時間がかかることはなるべく短縮していく のではなく、時間をかけてじっくり絵と向き合う時間が日本画の魅力だなと感じました。墨仁堂さん、2日間ありがとうございました!