作れちゃう

技法セミナー「テンペラ画講座」

実技室プログラムのご紹介です。

2月11日は、技法セミナー「テンペラ画講座」でした。

テンペラ画は、約700年前から西洋で広く行われてきた絵画技法です。

歴史や美術の教科書で、見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?

今回の講座は、その中でも中世の「黄金背景テンペラ画」の技法に着目した内容でした!

講師の今村先生が切り分けた金箔を・・・

参加者全員が、用意された板に一枚一枚貼っていったり・・・

金箔の上から刻印を打つ作業を、体験したり・・・

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「黄金背景」の技法を体験した後は、「テンペラ画」の絵の具づくりです。

テンペラ画の絵の具は、卵を使うことで知られていますが、

?今回は黄身の部分を取り出して使用しました。

上の画像はスタッフが撮った決定的瞬間です。

なんだかお料理の講座みたいにも見えますね!

黄身だけうまくつまみあげて、下からお箸で穴をあけると、

中身が下の容器に着地する・・・という、決定的瞬間でした。

先程の卵を使った絵の具で、実際に描く体験は、あっという間に感じるほど

参加者の皆さん、とても集中されていました。

描かれている技法を知ることで、より鑑賞を深めるきっかけになったのではないでしょうか?

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2月後半から3月にかけて、実技室では日本画期間に突入します!

ご興味のある方は、美術館のホームページ「実技室プログラム」を

チェックしてみてくださいね。