2011年07月21日(木) 美術館の独り言
まずはこちらの写真をごらんください!!
「え?!夏にオーロラ????」
撮影日は7月15日(金)の11:30頃。
県立美術館のバックヤード、職員用通用口(一般の方の出入り口でないのが残念!!)の通路に赤と緑の謎の光が出現しました!!通路のため、光源がないはずなのになぜっ?!気分は探偵気分です♪
周囲をよ~く見回してみると・・・。通路の先にはガラス張りの出入り口、さらに外には乗用車があります。その乗用車のフロントガラスには太陽の光がさんさんと降り注いでいます。これだけではただの光のはずですよね・・・?
さらに周りを探すと・・・。オーロラの光の反対側の壁に掛かっている「小谷元彦展」のポスターパネルに乗用車から反射された光が当たり、さらに反射したものが、「夏のオーロラ」の正体だったのです!!!
つまり、「乗用車が反射した太陽の光(光源)」、「光の入ってくる角度(南中高度と乗用車の止まっている位置)」、「小谷展のポスターパネル面から分光された光」・・・、ややこしいですが、数えてみると、実に3つの条件が偶然に重なってこのきれいなオーロラが出現していたのです!
ですがこの謎の光、なんと5分ほどで消えてしまったのです・・・。太陽が移動することで、消えてしまったんですね。
?しみじみと、自然の創る美しさには敵わないなぁ、と嘆息。
ほんのつかの間の、夏の太陽の贈りもの。みなさまにおすそ分けでした!!