2013年01月14日(月) 作れちゃう
実技室プログラムのご案内です。
本日は、実技講座「リトグラフ」でした!講師は創作週間でもお馴染み、版画家の柳本一英先生です。
「リトグラフ」がどんなものか、皆さんはご存知でしょうか?
「リトグラフ印刷」など、日常の中でも時折目にする機会のある言葉ですが、
実際にどんなものかご存知の方は少ないのではないでしょうか。
簡単に言うと「水と油の反発を利用した版画技法」です。
銅版画や木版画のように版に傷をつけないので、「平版」とも呼ばれます。
(ちなみに、銅版画は凹版、木版画は凸版です)
…と、いわれても、なかなかイメージしづらいですよね。
分からない事には、実践あるのみ!が実技室です。
今回参加者の皆さんには、アルミ版を使ったリトグラフに挑戦していただきました。
リトグラフの最大の特徴は、描画材のタッチを生かせることです。
クレヨンや解墨など油性の描画材を使えば、描画材の質感そのままに刷ることができます。
しかしその工程は、非常に複雑。
色々な溶剤やインクを塗ったり落としたりの繰り返し。
とてもここではご紹介しきれないくらい、たくさんの工程を踏みます。
しかし実際にインクをのせて刷る段階まで進むと、「こういうことだったのか!」と納得。
今回ご参加いただいた皆さま、リトグラフという技法を少しでも身近に感じていただけたでしょうか?