2011年08月10日(水) 美術館の独り言
学芸員資格を取るためには、博物館や美術館に実習に行かねばなりません。当館では、静岡出身または県内大学在学中で、かつ美術に関する研究をしている大学生に限って毎年受け入れており、今年は14名が実習に励んでいます。
学芸員の仕事が多岐にわたることを反映して、実習の内容も様々です。今日は、学芸員の仕事の基本である美術品の取り扱いを行ってもらいました。
←まずは、作品を取り扱う心構えなどを話します。
←ベテラン学芸員の、優しくも厳しい指導が飛びます。(この学芸員は、毎年毎年、実にもう26回も博物館実習の指導をしています。)
←マット装、額装の指導。作品保護はもちろんのこと、ガラスで手を切ったりしないように、真剣にやります。
←レプリカであっても、このサイズの作品は重いです。みんなで協力して、見栄え良く展示します。
明日は中学生の団体観覧の対応をしてもらいます。また明後日は子どもたちの粘土ワークショップに付き合ってもらいます。いろいろなことを体験しながら、学芸員の仕事に対する理解を深めていただければと思っています。