2011年07月26日(火) 美術館の独り言
夏の暑さが戻ってきましたね!みなさま夏バテしていませんか?
今回は「番外編」ということで、閲覧室から2つお知らせがあります。
1つめは、7月30日まで「資料整理期間のためお休み」ということ。
もう1つは、閲覧室に新しいコーナーができたことです!!ちょこっと紹介しますね。
8月7日に当館では、「都市を描く絵画」というテーマで講演会を行います。大原美術館館長の高階秀爾氏と、当館館長の芳賀徹による対談です。
「両氏には多くの著書がある!この魅力的な本を紹介したい!!」と、当館友の会の有志の方々が立ち上がり、今回閲覧室に両氏の著書を特集してコーナーを作ってくださいました!!!資料整理期間明けに、ぜひお立ち寄りください☆
おまけ>>以下は、閲覧室より眺める竹林です。窓が大きく、ゆったりと過ごせます。
2011年07月21日(木) 美術館の独り言
まずはこちらの写真をごらんください!!
「え?!夏にオーロラ????」
撮影日は7月15日(金)の11:30頃。
県立美術館のバックヤード、職員用通用口(一般の方の出入り口でないのが残念!!)の通路に赤と緑の謎の光が出現しました!!通路のため、光源がないはずなのになぜっ?!気分は探偵気分です♪
周囲をよ~く見回してみると・・・。通路の先にはガラス張りの出入り口、さらに外には乗用車があります。その乗用車のフロントガラスには太陽の光がさんさんと降り注いでいます。これだけではただの光のはずですよね・・・?
さらに周りを探すと・・・。オーロラの光の反対側の壁に掛かっている「小谷元彦展」のポスターパネルに乗用車から反射された光が当たり、さらに反射したものが、「夏のオーロラ」の正体だったのです!!!
つまり、「乗用車が反射した太陽の光(光源)」、「光の入ってくる角度(南中高度と乗用車の止まっている位置)」、「小谷展のポスターパネル面から分光された光」・・・、ややこしいですが、数えてみると、実に3つの条件が偶然に重なってこのきれいなオーロラが出現していたのです!
ですがこの謎の光、なんと5分ほどで消えてしまったのです・・・。太陽が移動することで、消えてしまったんですね。
?しみじみと、自然の創る美しさには敵わないなぁ、と嘆息。
ほんのつかの間の、夏の太陽の贈りもの。みなさまにおすそ分けでした!!
2011年07月14日(木) 美術館の独り言
青空の下に並んだイスたち・・・。これから何が始まると思いますか?
現代アート?!野外コンサート?!私もこの光景を見てあれこれ想像しちゃいました!
実は・・・夏の元気なお日さまの力を借りて、虫干しをしているんです。
普段はスーツで展示室を静かに見守るスタッフさんまでアグレッシブに大活躍!!
日々展示作業、研究に励む学芸員さんも虫干し作業に没頭しています。この作業も展示室に展示する貴重な絵を守ることにもつながります。
美術館で「この作品に出会えてよかった」と思ったこと、ありませんか?いろんな人たちが、作品そのものだけではなく時にイスを虫干ししながら管理して残して繋げてきてくれた作品かもしれませんよね。今日も感謝です。
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2011年06月24日(金) 美術館の独り言
閲覧室の紹介を始めて3回目となりました!
今日はいよいよ、本を請求してみましょう!
閲覧室の入り口のそばには、「検索用パソコン」が設置されています。
このパソコンはインターネットは使えないのですが、閲覧室の奥、「閲覧室へようこそ!」の2回目に紹介した閉架図書室の本を検索することのできるソフトが入っています。
パソコンで検索・・・?難しいのかな・・・?という方も大丈夫!
使い方などは、パソコンのとなりに説明書がおいてありますので、心配ありませんよ!
例えば、検索の条件に「伊藤若冲」と入れるだけで、図録や、画集などが絞り込まれて出てきます。
説明書の手順にそって、請求書の用紙に記入できたら・・・
閲覧室のカウンターの方に請求用紙を渡しましょう!!
一般の方が入ることの出来ない閉架図書室から本を出してきてくれます!!
閉架図書室には他に一体何があるのか・・・?よかったら次回も見てくださいね!
次回もつづく
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