作れちゃう

12/11 わくわくアトリエ「いろんな木材で工作しよう!」

12/11に、わくわくアトリエ「いろんな木材で工作しよう!」が実施されました。
今回のワークショップは、「ニッポンの立体」展に合わせて行われ、「木材」を材料に、参加者の皆さんに立体工作を楽しんでいただきました。5歳のお子様から参加が可能だったこともあり、たくさんのご家族がご参加くださいました。

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ワークショップは、1日を3回に分けて行われ、各回、1時間30分程度で作品を完成させることを目標としました。少々時間が短く感じられるかもしれませんが、このワークショップで使用した木材は、丸、三角、四角、球体…のように、すでに成形された素材です。それらを速乾性の木工ボンドでくっつけ、自分の思い描く立体作品を作っていただきました。(木材提供:常木教材株式会社)

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いろいろな木材が形ごとに分類され置かれています。工作の時間がはじまると同時に、必要なパーツを探しに行きます。図面を考案する時間はあえて設けなかったため、何を作るか決まっていなかった人は、材料を手に取り、組み合わせながら発想を得ていました。子どもも大人も、たくさんの木材を前に、目を輝かせていました。

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木材を提供していただいた常木教材さんが、「大人はすぐになにかの〈かたち〉に仕上げることを良しとするが、子どもは木にふれること、積み上げたり崩したりすることも純粋に楽しんでいるから、その様子をたくさん褒めてあげてほしい」と言われていたのが印象的でした。
それではどんな作品が出来上がったのか、制作風景とともにご紹介いたします。

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こちらはサメだそうです。全部一人で、あっという間に仕上げていました。個性的な形の木材を斬新な発想で組み合わせています。子どもたちの発想力には本当に驚かされます。

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幾何学図形のパーツを使うと、建築物を上手に組み立てることが出来ます。エッシャーの作品に登場するような、不思議な空間をつくっている子がいました。とてもモダンですね。

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ドールハウスのような本物そっくりの家は、女の子に人気がありました。

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小学校3年生以上になると、大人顔負けの作品が出来上がります。木の固有色を生かして作られたピアノです。

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彼は、昭和生まれの私たちでも知っているあのロボットを作っていました。それは…

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ガンダム!!ソードを持ってちゃんとポーズもつけてるところがカッコイイ!そしてこの彼のお友達も、懐かしい作品を作っていました。なんと…

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1980年代に人気を博した映画『ゴーストバスターズ』!!マシュマロマンとゴーストバスターズの乗っている車、エンパイア・ステート・ビルディング、そしてこの絶妙な配置…1時間30分でこの完成度は素晴らしいです。小学3年生のふたりと意気投合して思わず熱くなってしまいました…(どうやら今年リバイバルされたらしいです)。ふたりとも誰の手も借りず、もくもくと仕上げていました。何も見なくても作ってしまえるぐらい、大好きなヒーローや乗り物のイメージが、心にいっぱいつまっているのでしょうね。

パーツを組み合わせるという工程を通して、一から全てを作り上げるのとはまた違った面白さを実感していただけたのではないかと思います。子どもよりも工作に熱中していたお父さんやお母さん、お子さんと一緒に作った作品はきっと後々の宝物になることでしょう。思い出とともに大事にとっておいてくださいね。