2013年11月22日(金) 美術館の独り言
県立美術館では、昨日、今年度4本目の企画展『二見彰一展』のオープニングセレモニー及び内覧会が
行われました。
開会式では、はじめに当館の芳賀館長からご挨拶がありました。式典には本展覧会の作家である
二見彰一様にもご夫婦揃ってご出席いただきました。
芳賀館長からの挨拶に続き、二見彰一様からもご挨拶をいただきました。
二見彰一様からのご挨拶に続いてテープカットが行われました。
オープニングセレモニー終了後は、本展覧会の担当である新田上席学芸員の先導により、内覧会が
行われました。本展覧会は、平成21年度に作家ご自身から当館に寄贈された133点の所蔵作品に加え、
作家所蔵の作品や資料を加えた約300点をご覧いただく静岡では初めての展覧会です。
第1展示室を入ってすぐには、「第1章 最初期の努力」と題して作家独自のアクアチント技法に
辿りつくまでの作品が展示されています。内覧会では、二見様自ら作品の解説をされていました。
第2展示室では、挿絵や装丁に用いられた作品を中心に展示されています。ここでは作品を書物の
表紙に用いたものや特装本として制作された作品等を紹介しています。
「第2章 アクアチントによる制作と版画集」のエリアでは、アクアチント技法で制作された個々の作品の他、
これまでに制作された全ての版画集も、ガラスケース内に展示されています。
第4展示室以降では、「第3章 ドイツとの関わり」と題して、ヨーロッパ、特に北方ドイツで反響を呼んだ
作品等を展示しています。また、「第4章 近年の試み」には、最新作も出品されています。
「二見彰一展」は、本日11月22日(金)から来年1月19日(日)まで開催しています。是非、ご家族揃って
静岡県立美術館にお越しください。