2013年11月03日(日) 美術館の独り言
当館では、本日14時からロダン館において静岡音楽館AOIと静岡県立美術館のコラボレーション企画「ロダン賞受賞記念 午後のひとときコンサート」を開催しました。
「ロダン賞」とは、静岡音楽館AOIで毎年実施されている「静岡の名手たち」オーディション合格者に与えられる賞の一つで、第17回受賞者は地元静岡市出身の岩瀬健人さん(ピアノ)が受賞されました。
コンサートは14時の開演と同時に演奏が始まりました。前半の演奏曲目は、「F・ショパンの舟歌 嬰へ長調 op.60」他3曲が披露され、ロダン館の1階・2階席ともほぼ満員のお客様を魅了しました。
曲と曲の間には岩瀬さんご本人から曲目についての説明があり、演奏した曲やこれから演奏する曲についてより理解が深まりました。
15分の休憩を挟んで後半の演奏が行われました。こちらは「モーツアルトのピアノ・ソナタ10番ハ長調kv.330より第1楽章」他、3曲が披露されました。
後半の演奏終了後、さらにアンコールで2曲ほどが披露され、本日のコンサートは終了となりました。演奏終了後、挨拶に立った岩瀬さんには会場から温かく盛大な拍手が送られました。
演奏終了後、「地獄の門」をバックに記念写真をパチリ。岩瀬さん、長時間の演奏ありがとうございました。
なお、「午後のひとときコンサート」は、明日(11/4)も14時からロダン館で開催されます。明日は「静岡の名手たち」オーディション合格者の第16回受賞者によるコンサートを予定しています。是非、ご家族揃って県立美術館にお越しください。
2013年09月10日(火) 美術館の独り言
県立美術館では、9月6日(金)に今年度3本目の企画展「富士山の絵画」展のオープニングセレモニー及び
内覧会が行われました。
開会式では、川勝知事、静岡新聞社・静岡放送の松井会長からご挨拶があり、続いて芳賀館長と企画展担当の福士主任学芸員から今回の企画展の概要と見どころについてお話をいただきました。
芳賀館長と企画展担当の福士主任学芸員からの見どころ解説に続いてテープカットが行われました。
オープニングセレモニー終了後は、福士主任学芸員の先導により内覧会が行われました。今回の企画展は、
中世から近代に至る富士山の絵画を一堂に集めたもので、当館所蔵の作品を含め、80点をご紹介するもの
です。
第一章では、「富士山と信仰」との関わりを示す作品を展示しています。
第二章では、「富士山と三保松原」をセットにして描いた作品を展示しています。
第三章では、「富士山」と「白糸の滝」をセットにして描いた作品を展示しています。
第四章では、様々な場所から描いた富士山の作品を展示しています。このうち、第6展示室には地方自治法
施行60周年を記念して造られ、静岡県の千円銀貨の図柄にも採用された横山大観の『群青富士』も展示されています。
「世界登録遺産記念 富士山の絵画」展は、10月20日(日)まで開催しています。是非、静岡県立美術館に
お越しください。
2013年06月18日(火) 美術館の独り言
県立美術館では、6月15日(土)に現在開催中の「草間彌生~永遠の永遠の永遠~」展の来館者数が
5万人を達成しました!
梅雨の中休みでなんとか天候にも恵まれ、朝から大勢のお客様が来館されました。エントランスホールでは
ヤヨイちゃんの巨大バルーンがお出迎え。皆さん、さかんにカメラのシャッターを切っていました。
入場券売り場前では、度々、入場券を買い求めるお客様の列が出来ていました。
第1展示室内の様子です。皆さん、熱心に作品を鑑賞されていました。
第5展示室にある巨大なカボチャは写真撮影が可能です。皆さん、足を止めて作品をカメラに収めていました。
第6展示室のテーマは「わが永遠の魂」。 第3展示室までのテーマ「愛はとこしえ」の作品に比べ、
こちらは色鮮やかな作品が展示されています。
第7展示室出口前のスペースでは、草間彌生さんの作品制作の様子がDVDで紹介されています。皆さん、
こちらも足を止めて画面に見入っていました。
最後の作品は1階エントランスホール奥にある「魂の灯」です。箱型の内部に入って小人数で鑑賞するため、
ここでも順番待ちの列が出来ていました。
『草間彌生~永遠の永遠の永遠~』展は、6月23日(日)までです。この週末が最後となり、大変な混雑が
予想されます。まだご覧になっていない方は、早めのご観覧をお勧めします。