2014年02月23日(日) 作れちゃう
2/22、23の2日間は 実技入門講座「日本画・絹本」を実施しました。
日本画は、和紙に描いたものを「紙本(しほん)」、
絵絹(えぎぬ)に描いたものを「絹本(けんぽん)」といいます。
白い絹の下に、うっすら絵が透けているのが見えますか?
(わかりずらい写真ですみません!)
このように下絵をそのまま写しながら絵を描くことができるのも、絹本の特徴の一つです。
今回は、絵絹を木の枠に貼るところから挑戦しました!
最初に墨で線を描いて、日本画の絵の具で描いていきます。
今回使用したのは「水干(すいひ)絵の具」です。
カキの貝殻で作られた、白い絵の具「胡粉(ごふん)」も使用しました。
日本画の絵の具は、粉の状態にしたものを、膠(にかわ)という接着剤と混ぜて、さらに水で溶いて使います。
膠と混ぜるときは、一色一色お皿の上で、指で混ぜます。
手間はかかりますが、とっても大事な作業です。
皆さん集中して制作を進めながらも、始終和やかな雰囲気でスタッフも楽しい時間を過ごさせていただきました。
そして、絹本は初めて!という方がほとんどだったとは思えないほど、力作揃いの講座となりました。
講師の藤岡さん(日本画家 当館普及スタッフ)、スムーズに、丁寧に、進行を進めていただき、どうもありがとうございました!
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日本画に興味がある方は、ぜひ来月の「ちょこっと体験 日本画」にご参加ください!
当館エントランスで、15分ほどでちょこっと日本画が体験できます。
予約不要、参加費無料です。
くわしくは「実技室プログラム>ちょこっと体験」のページをご覧ください。