2014年01月13日(月) 作れちゃう
実技室プログラムのご案内です。
少し遅いですが、明けましておめでとうございます。
今年も県美の実技室をよろしくお願いいたします。
1月上旬の実技室は、二見彰一展に合わせて銅版画体験強化期間でした!
1/8~12はちょこっと体験講座「銅版画」、
1/13はアクアチント講座「構成の愉しみ」を実施いたしました。
ちょこっと体験講座は、銅版画のプレス機を回す体験をエントランスで実施。
エントランスではインクが使えないので、エンボス刷りやカーボンを使った簡易的な刷りを体験していただきました。
銅版画の版ってどんなものなのか、プレス機で刷るってどういうことなのか?
ほんの少しですが、銅版画の世界に触れていただけたでしょうか?
5日間、たくさんの方にご参加いただきました。ありがとうございます。
そして本日1/13は、アクアチント講座「構成の愉しみ」を開催しました。
講座には、なんと二見彰一さんご本人にも駆けつけていただきました!
さらに、講師には当館の創作週間でもおなじみ版画家の柳本一英先生、
そしてゲストとしてミュージシャンの丸山研二郎さんに来ていただき、大変贅沢な講座となりました。
二見さんが作品制作の際に音楽から着想を得ていたことに因み、
丸山さんのギター演奏を聴きながら作品の構想を膨らませました。
今日の実技室は、とても優雅な空間でした。
丸山さん、午前2時間、午後2時間、ほぼ弾きっぱなし。本当にお疲れ様でした。
そして講座の内容ですが、今回は銅版画技法の一種である「アクアチント」を体験しました。
アクアチントは松やにを用いることで、水彩画のような表現ができることが特徴です。
通常は粉末の松やにを使うのですが、今回は簡易的に松やにスプレー(野球やハンドボールの滑り止め)を使いました。
2時間で製版から刷りまで行う少し忙しい講座でしたが、皆さん刷り上げることができました。
二見さんの作品や丸山さんの演奏からの影響か、とても情緒的で詩的な表現が多かったように思います。
では、長くなりましたが…
今年1回目の実技室ブログでした!