作れちゃう

6/23 ジャポニスム、ふたたび

実技室プログラムのご案内です。

6/23は実技講座「ジャポニスム、ふたたび」でした!
講師には、日本画家の森谷明子さんをお迎えしました。

「ジャポニスム」とは、19世紀から20世紀初頭にかけて日本の美術工芸品が西洋に大きな影響を与えた現象のことです。
昨年に引き続き「ジャポニスム」をテーマに、日本人の美意識について考えながら、日本画材で初夏のモチーフを描いていきます。

 

今回のモチーフは、「青もみじ」
初夏らしい爽やかなモチーフですね!

もちろん、ただ青もみじを描くだけの講座ではありません。

今回キーワードになるのは「偶然性」です。
森谷先生によると、日本人は昔から偶然現れる色や形の中に、自然な美しさを見出してきたのだそうです。

今回は絵の具を垂らし込んでみたり、滲ませてみたり、筆で絵の具をはじいてみたり。
偶発技法を作品の中に積極的に取り入れました。

ちなみに今回使ったのは日本画の水干(すいひ)絵の具です。
粉状の絵の具を接着剤の膠で練り合わせて使うのですが、これがまた手間がかかります。
しかしこうして一色一色手をかけることで、集中力が増す!かも?


うーん、爽やかな水の流れや涼しげな風を感じますね。
これからの季節にぴったりな作品が完成しました。
家に飾れば、これからの暑い季節もちょっと涼しくなりそうです。