作れちゃう

色彩アトリエ「色彩のふしぎ」

本日の実技室イベントは、色彩アトリエ「色彩のふしぎ」!日本画家の森谷明子氏をゲストにお迎えしました。

今日の実技室は、緑でいっぱい。今日のモチーフは、このみどりの葉っぱたちでした。

「四十八茶百鼠」という言葉をご存知でしょうか?「しじゅうはっちゃひゃくねずみ」と読みます。

これはですね、日本人が昔から鋭い色彩感覚を持っていて、四十八種の茶色と百種のねずみ色を染め分けた、ということを示す言葉だそうです。

今回の色彩アトリエは、「四十八茶百鼠」にあやかり、「三十六緑」を作ってみよう!が目標です。

まずは葉っぱをよーく観察して、たくさんの緑を発見します。よーく観察してみると、一枚の葉っぱの中にも無数の緑色があることに気がつきます。

そうしたら、次はその発見した緑を絵の具で作ります。しかしこれがまた難しい。

なぜなら今回は、シアン・マゼンタ・イエローの「三原色」と白と黒との五色だけで塗っていただいたからです。

あれ?緑がないじゃん。と思われた方。実は原理上、三原色と白黒があればあらゆる色が作れるのです。プリンターのインクにも使われていますね。

皆さん試行錯誤しながら、たくさんの緑色をつくって下さいました。

色は無限にあります。

色の奥深さ、面白さを少し体験していただけたでしょうか?(M.F)