カテゴリー: 美術館の独り言

美術館の独り言

「二見彰一 音楽と美術と」を開催しました!

 県立美術館では、昨年11月22日(金)から開催している「二見彰一」展の特別イベントとして、
去る1/12(日)と1/13(月・祝)の2日間、「二見彰一 音楽と美術と」を開催しました。

 今回のイベントは、作品にちなんだハープの生演奏を聴きながら作品をご鑑賞いただくものです。
ハープ奏者は、地元静岡市出身の斎藤樹里さんです。

 第5展示室で行われたハープの生演奏には、1/12(日)と1/13(月・祝)の両日とも大勢のお客様に
お越しいただきました。

 ハープの演奏は全7曲。約1時間の演奏時間でしたが、皆さん、熱心に聴き入っていました。

 演奏終了後には、本展覧会の作家である二見彰一様ご夫妻とともに記念写真をパチリ。
齋藤樹里さん、素敵なハープ演奏をありがとうございました。

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12/14「つながるくさなぎフェス」に参加しました

12月14日に草薙駅前で開催された「つながるくさなぎフェス」で、エンボス版画体験コーナーを出店しました。

「エンボス」とはインクを付けないで刷る版画で、紙の凹凸で模様を浮き上がらせる技法のこと。

今回は、オリジナルしおりを作りました。まずは好きな型を選んで並べます。

プレス機のハンドルを回します。「よいしょっと!」

しおりにひもをつけて、色をぬってオリジナルしおりの完成です!!

県立美術館で現在開催中の二見彰一展では、銅版画の作品約300点ほどを展示しております。また、2014年1月8日(水)から12日(日)まで県立美術館エントランスホールにて、「銅版画」のちょこっと体験もできます。是非、県立美術館に遊びにきてください。

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二見彰一展のフロアレクチャーを実施しました!

県立美術館では、本日14時から先週金曜日(11/22)に開幕した「二見彰一展」の第1回目のフロアレクチャーを実施しました。

今回のフロアレクチャーは、本展覧会の担当者である新田上席学芸員が主に作品の技法等について作品の
制作順に従って解説を行いました。

フロアレクチャーには大勢のお客様が参加してくださいました。(写真は最初の第1展示室で作家の初期の
作品について解説している様子です。)

第3展示室では、アクアチント技法で制作された個々の作品の他、それらとは別に作られた版画集についても
解説を行いました。

第4展示室では、二見氏の版画集の造本について解説を行いました。皆さん、真剣な表情で作品をご覧に
なっていました。

本展覧会では、合計6回のフロアレクチャーを予定しており、今後は、12/4(水)、12/14(土)、12/18(水)、
1/2(木)、1/8(水)に開催する予定です。今回参加できなかった方は、是非、次回以降のフロアレクチャーに
ご参加ください。お待ちしています。

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美術館周辺の紅葉が見ごろです!

厳しく長い残暑が終わり、最近、日に日に寒くなってきました。この気温の寒暖差により、美術館周辺の樹木も急速に色づいて、現在、紅葉が見頃を迎えています。今回は、その様子をご紹介します。

はじめは美術館のプロムナード入口、屋外彫刻「アークⅡ」周辺の紅葉の様子です。

プロムナードを少し進んだ屋外彫刻「地簪(じかんざし)」周辺のケヤキの紅葉の様子です。

美術館へ向かう道路の両脇に植えられているケヤキも見事に色づいています。

一方、こちらは美術館の本館2階出入口からロダン館方向へ続くテラスブリッジ周辺の様子です。

ロダン館前の道路側の2本のイチョウも綺麗に色づき、青色の空を背景に黄色い紅葉が見事な
コントラストを見せていました。今年は、例年になく綺麗な紅葉が多く見られます。
皆さんも美術館周辺を散策されてみてはいかがですか。

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「二見彰一展」が始まりました!

県立美術館では、昨日、今年度4本目の企画展『二見彰一展』のオープニングセレモニー及び内覧会が
行われました。

開会式では、はじめに当館の芳賀館長からご挨拶がありました。式典には本展覧会の作家である
二見彰一様にもご夫婦揃ってご出席いただきました。

芳賀館長からの挨拶に続き、二見彰一様からもご挨拶をいただきました。

二見彰一様からのご挨拶に続いてテープカットが行われました。

オープニングセレモニー終了後は、本展覧会の担当である新田上席学芸員の先導により、内覧会が
行われました。本展覧会は、平成21年度に作家ご自身から当館に寄贈された133点の所蔵作品に加え、
作家所蔵の作品や資料を加えた約300点をご覧いただく静岡では初めての展覧会です。

第1展示室を入ってすぐには、「第1章 最初期の努力」と題して作家独自のアクアチント技法に
辿りつくまでの作品が展示されています。内覧会では、二見様自ら作品の解説をされていました。

第2展示室では、挿絵や装丁に用いられた作品を中心に展示されています。ここでは作品を書物の
表紙に用いたものや特装本として制作された作品等を紹介しています。

「第2章 アクアチントによる制作と版画集」のエリアでは、アクアチント技法で制作された個々の作品の他、
これまでに制作された全ての版画集も、ガラスケース内に展示されています。

第4展示室以降では、「第3章 ドイツとの関わり」と題して、ヨーロッパ、特に北方ドイツで反響を呼んだ
作品等を展示しています。また、「第4章 近年の試み」には、最新作も出品されています。
「二見彰一展」は、本日11月22日(金)から来年1月19日(日)まで開催しています。是非、ご家族揃って
静岡県立美術館にお越しください。