美術館の独り言

出張美術講座@浜松

先日、出張美術講座のため浜松市の小学校を訪問しました。今回は5年生の児童を対象に、屏風と掛軸のレプリカを使用して日本美術に親しんでもらう、という授業を行いました。

授業は畳の教室で行いました。畳の上に屏風が置かれると、なかなか雰囲気が出て良いですね。

掛軸のレプリカは七幅用意し、掛けおろしを体験してもらいました。掛軸をまっすぐきれいに巻くのは、意外と難しいです。最初は少し戸惑っていた子どもたちですが、すぐに積極的に掛けおろしをするようになりました。

屏風の鑑賞では、気づいたことを付箋に書いてもらい、そのままレプリカにペタペタ。こんなにたくさん気づくことが出来ました。授業の中ではすべての疑問に答えることができませんでしたが、残って質問をしてくれた子もいました。

授業を通して、「日本美術って面白い!」と思ってもらえたら、本当にうれしいです。美術館にもぜひ遊びに来て下さいね。