2011年06月08日(水) 美術館の独り言
開催中の『小谷元彦展 幽体の知覚』ですが、ついにテレビCMが完成しました。(やったー)
しかも、6月4日から静岡朝日テレビにてオンエアー開始です!
当初、作品の写真を使用してCMを作成しようとしたのですが、写真では小谷先生の作品のダイナミックさが伝わらないということで急遽撮影を慣行、撮影には小谷先生も立会うという熱の入りようで大変満足のいくCMができあがりました。
できることならユーチューブにでもアップしてみんなに見てもらいたいとこなのですが、著作権の関係でそれはできないそうです(残念)。
静岡朝日テレビで随時放送中ですので是非見つけてください。
2011年06月07日(火) 作れちゃう
木版画は小・中学校で経験された方も多いかと思いますが、銅版画はあまり馴染みがないですよね。
銅版画とは、銅の板に傷をつけ、その傷にインクを塗りこんでプレス機で刷り上げる版画技法のひとつです。
キズのつけ方にも様々な手法があり、鋭利な刃物で直接削るエングレーヴィングやドライポイントと呼ばれる直接技法や、エッチングやアクアチントなどといった腐食液を用いた間接技法があります。
…と、説明してしまうと、とても難しそうに聞こえてしまうかもしれませんが。
現在当館では、短時間で銅版画に挑戦していただける<ちょこっと体験講座>を実施しております!
2Fショップ横では、インクを使わずに凹凸で刷り上げるエンボス版を無料で体験していただけます。当館で用意した版を刷っていただくだけなので、こちらは5分でできます。
それではちょっと物足りない方は、1F実技室でもう少し本格的な体験もできます。こちらは小さな版作りからインクを使った刷り上げまで、最短で15分で体験していただけます。(こちらは100円いただきます)
銅板って興味があるけど、難しそうでちょっと手が出ない……。と、いう方はぜひ挑戦下さい!
本日7日(火)より12日(日)の間、毎日実施しております。午前の部は10:00~12:00、午後の部は13:00~15:00です。
お待ちしています!(M.F)
2011年05月30日(月) 観れちゃう
ついに始まった「小谷元彦」展。その開会式の様子と展示風景を、今回は出し惜しみせずに、どどーんとお見せします。
スピーチいただく小谷元彦氏。「森美術館での個展の単なる巡回版にはしたくなかった」と。実際、展示室に入ると、作品の配置や照明など新しく工夫されていて、前回の展示とはまったく異なる印象を受けます。
後ろに見える作品が《I see all》。スポットライト1灯によるライティングが、しびれます。
テープカット。この瞬間を迎えるために、小谷氏ほかどれほど多くの皆様方のご尽力を頂戴したか。あらためて御礼申し上げます。左から2人目が酒井菜生氏(山本現代)、ひとりおいて小谷元彦氏、荒木夏実氏(森美術館キュレーター)、ひとりおいて河合久光氏(静岡朝日テレビ代表取締役社長)、芳賀徹(当館館長)です。
巡回展用の《Inferno》です。森美術館でのものより小ぶりになりましたが、小谷さん曰く「一人で入って瞑想するには、ちょうどいい大きさ」。
と言っても、やはり大人気で、一人で独占するわけにはいかないのでした。来場者数が比較的少ない平日が狙い目ですよ~。
《Phantom-Limb》(奥)。天井から新しいタイプのライトで照らしており、これまでよりも明るい印象です。手前は《Human Lesson(Dress01)》。
そして、これが今展で初披露された新作《Terminal Documents》です。赤い渦巻が見えますが、これが一体なんなのかは、もうご来館いただいて、ご自分の目と耳で確かめていただくしかないです(笑)。ご来場、お待ちしております(なんと大学生以下は無料!)。
2011年05月27日(金) 観れちゃう
本日、15時より「小谷元彦 幽体の知覚展」の内覧会が行われました!
見えますか??
ちょっと暗いですが、こちらはエントランスでのテープカットの様子です。こちらの照明は作者の小谷さんのこだわりで画面中央の作品のために設定されています!暗いので驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、美術館に足を踏み入れた瞬間から小谷さんの世界観が味わえることと思います!
開幕式後、お客様が展示室に吸い込まれていきます!皆さんの期待度がうかがえる瞬間でした!
さて、開幕式も無事終わり、明日は作者「小谷元彦」さんによるトークショウです。以前より電話のお問い合わせも寄せられていましたが、こちらは予約不要・先着順・無料です!!ぜひぜひお越しください!