2011年07月15日(金) 観れちゃう
今月の19日(火曜日)より、静岡県立美術館では「芸術の花開く都市展」が始まります。
今回も、その作業風景をちょこっとのぞいてみましょう。
なにやら主役の絵を差し置いて紙が掛かっていますね・・・?
これは、展示室をベストな空間にするために試行錯誤している途中なんです。よ~く見ると、上下の作品名は異なっています。
学芸員さんからも作業をしているヤマト運輸さんたちに作業の手を休めてもらい、「ちょっと考えさせてほしい」と熟考している姿も見られました。微妙なさじ加減が必要な作業なのですね!!
こちらも、よ~く見てください!!絵の下方に赤い線が見えますか??
レーザー光線が画面では見えづらいですが、ヤマト運輸さんが秘密道具?!を使用して作業しています。キャプションの位置を決めるために業者さんによって道具や作業風景も異なります。
完成した展示室ももちろんですが、展示準備の作業風景も毎回見ていてもわくわくしてしまいます。みなさんにも、わくわくが伝わる様これからも写真に文章にがんばりますね!
2011年07月14日(木) 美術館の独り言
青空の下に並んだイスたち・・・。これから何が始まると思いますか?
現代アート?!野外コンサート?!私もこの光景を見てあれこれ想像しちゃいました!
実は・・・夏の元気なお日さまの力を借りて、虫干しをしているんです。
普段はスーツで展示室を静かに見守るスタッフさんまでアグレッシブに大活躍!!
日々展示作業、研究に励む学芸員さんも虫干し作業に没頭しています。この作業も展示室に展示する貴重な絵を守ることにもつながります。
美術館で「この作品に出会えてよかった」と思ったこと、ありませんか?いろんな人たちが、作品そのものだけではなく時にイスを虫干ししながら管理して残して繋げてきてくれた作品かもしれませんよね。今日も感謝です。
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2011年07月10日(日) 作れちゃう
本日、実技室では初心者の方のための実技入門講座「銅版画」が開催されました。
2日間の講座の1日目です。
先月のちょこっと銅版画に引き続き、銅版画が今とっても熱いんです!
今日はちょこっとではなく、がっつり銅版画にチャレンジしていただきました!
講師は版画家、柳本一英先生。銅版画、リトグラフは柳本先生に聞けばなんでも教えてくださいます。
やさしくてチャーミングな先生です。
本日挑戦する技法はエッチング。
エッチングとは・・・銅板に腐蝕防止液、グランドを塗り、その上にニードルで絵を描き、 塩化第二鉄につけ、製版をする方法です。塩化第二鉄に銅版をつけると、絵を描いた部分が溶けて浅い溝ができます。そこにインクを詰めて刷るのです。
今日は製版、試し刷りでおしまいでしたが、2日目の18日(月)にはカラーインクで刷りをします。
作品の出来上がりが楽しみです!!!