2011年07月27日(水) 作れちゃう
この絵は、福島県いわき市立湯本第一小学校の子供たちが描いてくれたものです。
「希望の門を開けた先の景色」をテーマに描いていただきました。
一枚一枚、希望にあふれたあたたかい絵です。
こども達の笑顔、海を泳ぐ女の子、お花いっぱいの広場。
こころのこもった絵たちを前に、なんだか涙がでそうです。
湯本第一小学校のみなさん、本当にありがとうございました!!!
もっともっとたくさんの絵があるのですが、全てブログではご紹介しきれません。
8月16日(火)~21日(日)に美術館1階の県民ギャラリーにて開催される
「教育普及特別展示SHINING WORLD展」にて展示予定です。
是非足をお運びください♪
また、なぜ、福島から絵を送っていただいたかといいますと、
この絵たちをもとに静岡の小学生が《希望の門》をつくるからです!
福島のこども達が描いた絵を設計図に、
静岡のこどもたちがたくさんの粘土と格闘して大きな希望の門をつくります!
絵を通して、静岡のこども達が何かを感じ取り、
福島のこども達に元気を送ってあげられればいいな~!
夏休みこどもワークショップ、30日~8月5日まで開催しております。
参加のお申込みは締め切りましたが、見学は自由ですので
是非実技室に足をお運びください。
(N、S)?
2011年07月26日(火) 美術館の独り言
夏の暑さが戻ってきましたね!みなさま夏バテしていませんか?
今回は「番外編」ということで、閲覧室から2つお知らせがあります。
1つめは、7月30日まで「資料整理期間のためお休み」ということ。
もう1つは、閲覧室に新しいコーナーができたことです!!ちょこっと紹介しますね。
8月7日に当館では、「都市を描く絵画」というテーマで講演会を行います。大原美術館館長の高階秀爾氏と、当館館長の芳賀徹による対談です。
「両氏には多くの著書がある!この魅力的な本を紹介したい!!」と、当館友の会の有志の方々が立ち上がり、今回閲覧室に両氏の著書を特集してコーナーを作ってくださいました!!!資料整理期間明けに、ぜひお立ち寄りください☆
おまけ>>以下は、閲覧室より眺める竹林です。窓が大きく、ゆったりと過ごせます。
2011年07月21日(木) 美術館の独り言
まずはこちらの写真をごらんください!!
「え?!夏にオーロラ????」
撮影日は7月15日(金)の11:30頃。
県立美術館のバックヤード、職員用通用口(一般の方の出入り口でないのが残念!!)の通路に赤と緑の謎の光が出現しました!!通路のため、光源がないはずなのになぜっ?!気分は探偵気分です♪
周囲をよ~く見回してみると・・・。通路の先にはガラス張りの出入り口、さらに外には乗用車があります。その乗用車のフロントガラスには太陽の光がさんさんと降り注いでいます。これだけではただの光のはずですよね・・・?
さらに周りを探すと・・・。オーロラの光の反対側の壁に掛かっている「小谷元彦展」のポスターパネルに乗用車から反射された光が当たり、さらに反射したものが、「夏のオーロラ」の正体だったのです!!!
つまり、「乗用車が反射した太陽の光(光源)」、「光の入ってくる角度(南中高度と乗用車の止まっている位置)」、「小谷展のポスターパネル面から分光された光」・・・、ややこしいですが、数えてみると、実に3つの条件が偶然に重なってこのきれいなオーロラが出現していたのです!
ですがこの謎の光、なんと5分ほどで消えてしまったのです・・・。太陽が移動することで、消えてしまったんですね。
?しみじみと、自然の創る美しさには敵わないなぁ、と嘆息。
ほんのつかの間の、夏の太陽の贈りもの。みなさまにおすそ分けでした!!
2011年07月18日(月) 作れちゃう
本日、実技入門講座「銅版画」、7月10日に引き続き、今日2日目です!
参加者の方々が作った銅版にインクをのせて、プレス機で刷ります。
まずは紙を湿します。10分ほど水につけてそのあと余分な水分をふき取ります。
このひと手間で、インクののりがずいぶんかわってくるのです。
今回の刷りは、カラーインクをつかいます。一つの版の中に何色か色をのせ、ふき取りを混ぜすぎず、丁寧にとっていきます。版と紙をプレス機にかけると・・・・
こんなに素敵なカラー版画ができるのです!!いかがですか?
最後にみんなで並べて鑑賞会♪
マットにはめ、額に入れてみなさんお家に飾ってくださいね!
講師の柳本さん、実技室ボランティアさん、お疲れ様でした!
次回は木版画の実技入門講座が9月24日(土)、10月2日(日)と2日間の日程で開催されます。
参加者募集中ですので、ふるってご参加ください!
2011年07月18日(月) 作れちゃう
Art Room for Teen’s の略で、ART!です。ティーンエイジャーの若さと柔軟な発想力を発揮してもらい、当館に糸を張るワークショップvol.2です。
今日は、中学生13名と大学生1名、当館スタッフで企画を練りました。コンセプト、イメージ、材料、人員等々、班毎に話し合って発表。みんな次第に真剣な眼差しに!それもそのはず、目の前には材料となる石巻から送られてきた糸類が段ボールに入っているんです。
提供してくれた石巻市の「キヌヤ笑店」(笑店は間違いではありません)の社長さんは「支援なら、家族や家を失った方にしてやってほしい。私の場合は、店は震災でとじることにしたが、自宅も家族も健在だから恵まれている」と言って、津波を被った糸類を閉店の準備をしながら送ってくれたのです。
中学生は実際に糸を張る現場で、イメージを膨らめます。「どうやら、糸も人も相当必要だぞ」、「虹やきれいな色の仕上がりにして、希望とか未来を表したい」と、早くも意気込んでいました。
でも・・・、実際に作るのは8月16日(火)~21日(日)です。企画者はもちろん、申し込み不要で飛入り参加、大歓迎です!企画者のプランをもとにみんなで糸を張りましょう!!きっと、東北と静岡に見えない絆ができるはず。お待ちしてます。 M.S