2011年08月07日(日) 美術館の独り言
・・・粘土開放日は、約110人のお客様が開館前に列を作って、受付をまっていらっしゃいました・・・「急がなきゃ・・・」スタッフは粘土や会場の準備に大忙し!
親子鑑賞講座は、午前・午後合計約20人の親子が参加。収蔵品展「親子で楽しむ美術館 近代日本画にみる線と面展」会場は、親子鑑賞講座を見守る大人の方の輪もできて、見かけはバナナの叩き売り状態に!!
そして、当館友の会主催の当館芳賀館長と高階氏の対談には、講堂のキャパぎりぎりのお客様が聴講に。大変な盛況ぶりで、お二人の個性あふれるお話に、お客様は夢中になっていらっしゃいました。
極めつけは、8月16日(火)から始まる「ART!」イベントに使用する糸類(これまでに被災した石巻市のキヌヤ笑店の方が、津波で商品にならなくなってしまった糸を順次送ってきてくれていました・・・本当にありがとうございます)の最終便が到着しました。同イベントの企画を担当する大学生達が早速送られてきた糸を確認。今日は「ART!」の企画者による最終打合せが、裏の方で行われていたのです。
段ボールをあけると、まだ少し海水のにおいがする糸は、メディアの報道と同等に、あるいはそれ以上に《大変なことが東北で起こったのだ》と私たちの五感に訴えかけてきました。
いろいろ盛りだくさんの静岡県立美術館でした。夕方には雨が降ってきて、しばしクールダウン・・・という感じの一日でした。 M.S
2011年08月05日(金) 作れちゃう
さぁ、さぁ、今日もドライポイントです!
真っ黒です!
えいやーーー!!と、
舵を回すとプレスされるので、こども達はなんだか船にのっているみたい!とプレス機に興味津々!
今日も無事、ワークショップを終えて、夏休みこどもワークショップ全て終了しました。
参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました!
今年は、被災地支援ということで例年とは違った心持で企画を練ってまいりましたが、
静岡のこども達のパワーのおかげで、元気いっぱいの作品に仕上がりました。
昨日、東北にむけて郵送したTシャツやエコバック、寄せ書きが無事届き、こども達の想いが現地の方々に届けばと思います。
それから、8月16日~21日にかけて、静岡県立美術館一階、県民ギャラリーにて、
教育普及特別展覧会、「Shining Wold展」が開催されます!パチパチパチ!!!
こどもたちがつくったTシャツや版画、福島県いわき市湯本第一小学校の子供たちが描いた絵、うちわ絵などなどを展示します。
心あたたまる展示になるのではないかと思います。
10時~17時まで開場しております。入場無料ですのでお気軽におたちよりください!N.S
2011年08月05日(金) 美術館の独り言
夏ですね、みなさんお元気でお過ごしですか??
こちら静岡県立美術館の周辺では、まさに夏まっさかりです!
あまりの暑さに夏の予定を立てられない方、ふらっと静岡県立美術館に来ませんか?
美術館に続くけやき並木の木陰を歩くと、五感で夏を感じられますよ!!
木漏れ日が揺れるのを見て、
蝉の声のシャワーを耳がわんわんするほど聴いて、
時には大人も蝉の抜け殻を拾ったり、
夏の植物の力強い緑の空気を吸って・・・、
締めはもちろん甘いもの?!
夏らしいことをしながら味わうほうが、食欲の無い季節でも美味しく感じられるはず!!
さらに☆
美術館では、夏休みの子どもたちに向けて、たくさんのイベントを用意しています♪
プチおでかけだと思って、美術館に絵を観に来ながら、夏を味わってみてください♪
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2011年08月04日(木) 作れちゃう
今日も夏休みこどもワークショップでにぎわう実技室!
NPO法人 東北の造形作家を支援する会の高橋久美さんにご協力をいただきまして、
仙台から、版画家の岡沢幸さんをお招きしてのワークショップです!
樹脂の板にとがった針で傷をつけてインクをつめて刷る、
ドライポイントという銅版画の技法で版画作品をつくります!
午前中は、版づくり・・・持ってきてもらった下絵をもとにガリガリガリガリ、線を描きます。
午後は、刷り!油性のインクをべっとりのせて~、
余分なインクをふいて~、プレス機で刷る!!
この油性のインクにみんな大苦戦!!思った以上に手や服が真っ黒!
ですが、みんなの目は真剣そのもの。はじめてのドライポイントに夢中です。
「わーこんなふうになるんだ!」めくったときの感動、それが版画の魅力ですよね。
今日は、先月から始まった?「美術館ウォークラリー」も大好評でした!
美術館のなかに隠された6つのクイズに答えて全問正解すると、お宝をGET!
今日は、実技室ボランティアの朝倉さんが参加した子供たちにお宝を渡していました。
夏休みまっさかり!みなさんのご参加、お待ちしています!N.S
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2011年08月03日(水) 美術館の独り言
夏休みの時期、恒例のファミリー鑑賞会を開催しました!!
小学生とその家族が「親子で楽しむ美術館 近代日本画にみる線と面展」を、当館学 芸員とともに鑑賞!!隣で聞き耳を立てていた監視スタッフさんが「私たちにしてくれる展覧会の解説とはぜんぜん違っていて、楽しそうでしたね」というほど、子供達主体で会話をはずませ、会場に展示した絵具や筆に触れ、パズルに挑戦してもらいました。
「なんか暑くてボーっとしているみたい」、「疲れてるのかなあ」、「あ!足元に菊の花が描いてある」と、子供達は次々と発見したことや印象を言葉にして表現していきます。学芸員たじたじ・・・
ところで、お母さんやお祖父ちゃんは・・・「いつも何となく見ていたけど、こうして子供と会話をしたり、説明を聞いたりすると全く違った見方ができました。」と感想をいただきました。学芸員万歳!!
このファミリー鑑賞会は、昼食付き。鑑賞した後は、あらかじめ予約してある当館内レストラン「エスタ」に行って、おなか一杯ランチを食べる!!「たくさん話をしたら、お腹がすいた・・・」といっていた子供達は、満足できたかな?? M.S