作れちゃう

ART!

今日からART!(Art Room for Teens)が始まりました!

タイトルは「つながり~仲間で繋ぐ絆の糸~」。

東北の震災で被災した糸やリボン、レースを使用して、実技室前の中庭で糸張りをします。

津波にのまれ、色が落ちたり泥がついた糸たち。

汚れてはいますが、本当はとてもきれいで、誰かの生活を彩るために生まれてきたものです。ぜひ美しく再生させたい!

ということで今日はこの糸たちを使って、中学生や大学生が協力して大きな虹を作りました。

大量の糸を前に悪戦苦闘……

糸が絡まったり足りなかったり、色々苦労はしましたが、形ができてくるとわくわくしてきます!

午前中から作業を始め、夕方には中庭に大きな虹がかかりました!

風に揺れるとキラキラして、とてもきれいです。

参加してくれたみなさん、ありがとうございました!暑い中、お疲れ様でした。

ART!は8月21日まで、毎日実技室&中庭で開催しています。

今日は虹を作りましたが、明日からまたこの空間をさらに素敵に演出していきたいと思っています!

参加者随時募集中です!ぜひぜひお立ち寄りください。

観れちゃう

「Shining World展」県民ギャラリーにて!!

教育普及特別展示「Shining World展」が県民ギャラリーにて開催中です!!

今年の7月~8月にかけての、被災地支援をテーマとした様々なワークショップの作品や記録を展示しています。その作品数、数百点!驚きのボリュームです。

ご参加下さった皆様、本当にありがとうございます。

うちわ絵は約300枚ものご応募をいただきました。うちわ絵を出して下さった皆さま、良かったら自分の絵を探しに来て下さいね。展示期間中、その場で描いていただくことも可能です。

展示会場には、福島の小学生の描いてくれた絵や、東北の方々のために静岡の子どもたちが作った作品なども展示されています。

被災地から遠い静岡ですが、子どもたちが「被災地のために何ができるだろう」と考えて作ってくれた作品たちです。ぜひ見にいらして下さい。

Shining World展は8/16(火)~21(日)まで開催中です。

微力ながら、被災地の皆さまが一日も早く元の生活を取り戻せる事をお祈り申し上げます。

作れちゃう

ゆかいにつくろう木版画

今日の工作アトリエは木版画!

講師に版画家の藤田泉先生をお招きして、彫りから摺りまでをやってオリジナルの版画作りにチャレンジしました!

「彫刻刀はじめてつかうひと~?」  「はーーーい!」

木版画は小学校中学年になると図工の授業でやるところもありますが、今日は木版画初心者の子供たちにも彫刻刀デビューをしてもらい、なれない手つきでじっくり版木と格闘してもらいました。

お家で描いてきた下絵をもとに、彫刻刀で彫り進めます。

彫り終わるといよいよ摺りの作業にはいります。

「こーやってやるんだよ~!」

こどもたちはウキウキしながら藤田さんの手つきをみています。

色をつけて~、紙をおいて~、バレンで摺る!!

版画はやっぱりこの瞬間がたまりませんよね♪

こども達がつくった作品は、8月16~21日に静岡県立美術館の県民ギャラリーに展示されます!是非見に来てください。

最後のお片づけまでしっかりと!みなさん、お疲れ様でした~!!

作れちゃう

清水エスパルスドリームプラザでロダン体操!

本日、県立美術館教育普及は、清水にありますエスパルスドリームプラザに出張でした。一階のガラス張りのエスパルススクエアにて、夏の工作体験!というイベントの一環でブースを出させていただきました。

平日とは言えども、さすが夏休み!

はじまってそうそう、たくさんのお客さんがきてくださり、大賑わい!!

何をやっていたかといいますと、、、プラ板でストラップ作り♪

さすが清水っ子!なにを描いているか、みなさんすぐわかりますね。

それから、出張美術講座で使用している、収蔵品のレプリカの展示。

「どうしたら画家になれますか??」こども達、興味津々です。

昨年度開催された展覧会、「トリノ・エジプト」展のときに大好評だった、エジプト古代文字、ヒエログリフを石に彫ロドゥ~エ!ワークショップも実施しました。

なんといっても最後は、コレ!

うわさの(?)ロダン体操!

ロダン体操を発案した、アーティスト高橋唐子さんと学芸員さんが駆けつけてくださり、みんなでロダン体操をやりました。体を動かすのって気持ち~!

いつもの実技室から飛び出してのワークショップ、とても楽しい1日となりました。

8月18日(木)もドリームプラザにブースをだします!

夏休みの思い出作りにみなさん是非お立ち寄りくださいませ♪

ツタンカーメンもお待ちしております!

美術館の独り言

博物館実習、実施中

学芸員資格を取るためには、博物館や美術館に実習に行かねばなりません。当館では、静岡出身または県内大学在学中で、かつ美術に関する研究をしている大学生に限って毎年受け入れており、今年は14名が実習に励んでいます。

学芸員の仕事が多岐にわたることを反映して、実習の内容も様々です。今日は、学芸員の仕事の基本である美術品の取り扱いを行ってもらいました。

←まずは、作品を取り扱う心構えなどを話します。

←ベテラン学芸員の、優しくも厳しい指導が飛びます。(この学芸員は、毎年毎年、実にもう26回も博物館実習の指導をしています。)

←マット装、額装の指導。作品保護はもちろんのこと、ガラスで手を切ったりしないように、真剣にやります。

←レプリカであっても、このサイズの作品は重いです。みんなで協力して、見栄え良く展示します。

明日は中学生の団体観覧の対応をしてもらいます。また明後日は子どもたちの粘土ワークショップに付き合ってもらいます。いろいろなことを体験しながら、学芸員の仕事に対する理解を深めていただければと思っています。