観れちゃう

移動美術展(沼津)開催

当館の収蔵品を多くの県民の方にご覧いただくために、毎年、移動美術展を開催しています。今年の沼津会場(モン・ミュゼ沼津)が開幕しました。

オープニング、テープカットのようす。

富士山の絵、静岡ゆかりの画家による作品、ロダン《考える人》(小型像)などとともに、伊藤若冲《樹花鳥獣図屏風》(レプリカ)も特別出品しています。これはレプリカではありますが、最先端の撮影、印刷技術を用いて作られた高精度の複製で、パッと見ただけでは本物と区別がつかないほどのものです。本物は作品保存の配慮のために年間に数週間しか展示できないきまりになっており、なかなかご覧いただけません。そのかわりと言ってはなんですが、このレプリカでご堪能いただければ幸いです。ガラスケースもないので、間近に見ることができ、若冲の超絶技法もじっくりご覧いただけます。

この展覧会は、9月25日(日)までです。

http://www18.ocn.ne.jp/~monmusee/2011/11-09/a4_omote_ol.jpg

美術館の独り言

学芸員の仕事② 友の会旅行の随行

学芸員の仕事は、さまざまです。今日は少し変わったお仕事を紹介します。

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バスガイドのアルバイトではありません。

これは友の会研修旅行のひとコマ。車中でレクチャーを行っているところです。

9月7日~8日、奈良への一泊旅行に随行しました。

皆さんの心がけがよかったせいで快晴!絶好の旅行日和でした。

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早朝静岡を出発し最初に訪れたのは、明日香の石舞台でした。見学の後、集合写真パチリ。

何故か東京のテレビ局が取材中で、この様子も撮影されてしまいました。

その後、高松塚の壁画館を見学、壁画について勉強した後、古墳をバックに…。

岡寺参拝のあと、ホテルにチェックイン。

さらに夕食前に、「奈良墨」についてのためになる勉強…。「にぎり墨」の制作体験もしました。

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翌朝は、まず奈良県立美術館で特別陳列「富本憲吉」。

見学前に学芸員の方にレクチャーいただきました。

こういうのも学芸員の仕事です。ありがとうございました。

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東大寺南大門近くの駐車場から、奈良国立博物館に移動中。鹿せんべいには目もくれず…。

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国立博物館のなら仏像館。

5人の解説ボランティアさんに案内され、

グループに分かれて見学。国宝・重要文化財の数々に感動!

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昼食の後、最後は興福寺。国宝館見学。阿修羅像にうっとりされる方も…。

その後、境内を自由に散策されました。お疲れさまでした。

天候にも恵まれ、また事故もなく見学を終了しました。

内容もすばらしく、参加された皆さんは満足されたのではと思いました。

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学芸員の仕事の中では、おいしい仕事でした。友の会の方と交流を深め、

また自分自身も楽しみ、リフレッシュできました。

友の会に入るとこんな旅行に参加可能です。皆さんも入会しませんか?

作れちゃう

実技室のスーパーマシーン!

今日は実技室の秘密の部屋にかくされたスーパーマシーンをご紹介したいと思います。

当館普及イベントの粘土開放日には欠かせない「土練機くん」です!!

粘土を練ったり、水と混ぜて使いやすい固さを調節する機械です。

実技室にある粘土は1トン。粘土開放日は1日3回練るので、多い日には3トン(!)もの粘土を力強く練って、筒状の綺麗な形で吐き出してくれる、実技室の強い味方です。

今日は定期点検のため中を解体してお掃除をしました。肉体派の職員、二人がかりの大仕事です。

実技室に寄贈されてからおよそ10年以上たっており、今も元気に動いて子供たちが使いやすい固さに練り直してくれる土練機くん。いつも感謝しています、ありがとう!!

大切に手入れをしながら使っていくと、愛情がわいてきます。

実技室にはその他たくさんの備品や道具がありますが、これからもこまめに手入れをして大切に扱っていかなければな~と感じました。

作れちゃう

ちょこっと木版 最終日!

今日はちょこっと木版画の最終日です!

10時に開館して早々、多くのお客様が来てくださいました。

大人からこどもまで(時には三歳児も!)気軽に楽しめるがちょこっと体験のいいところ。

「バレンをしっかりにぎって~!」人生で初の版画体験です。上着まで脱いでしまいました。

こちらは、製版から体験されたお客様。工夫しだいで、一版でも多色刷りができます。

こちらは、飼い猫(ポテチ)をモチーフに摺ったお客様の版画です。愛らしい・・・

時間をかけて彫った版を自宅でも摺るんだといって、大事に持ってかえられました。

あっという間に終わってしまったちょこっと体験ですが、体験しそびれた方、今年の年賀状、木版画でやってみたいわ~!という方、自宅でもできる版画をはじめたい!という方、まだまだ間に合います。是非今月の実技入門講座「木版画」にご参加ください。

先生が丁寧に木版画の基礎から教えてくださいます。詳細は実技室プログラムを御覧ください。

来週の実技室は、創作週間。楽しい創作の時間のはじまりです!

作れちゃう

ちょこっと木版 5日目!

ちょこっと木版5日目です!いよいよ明日が最終日です。

お天気が悪い中たくさん来て下さって大感謝です。特に今日は実技室で彫り体験までしてくださる方が大勢いらっしゃいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木版画の魅力のひとつは、大人から子どもまで気軽に楽しめるところ。

材料や道具はホームセンターや文具店で手に入るものがほとんどです。彫刻刀も「小学生の時に買って、どこかにしまいっぱなしだわ…」なんて方も多いのではないでしょうか。

実技室では、水彩絵の具とでんぷん糊を使ったちょっと本格的な刷り体験をしています。しかし使う画材は一般的なものばかりなので、ぜひここで技を盗み、ご自宅でも挑戦されてはいかがでしょうか!?

手作り木版画での年賀状とか、素敵ですよね。…なんて、ちょっと気が早いでしょうか?