2011年10月23日(日) 美術館の独り言
今日は粘土開放日!!ぐすついていたお天気も朝方に回復し、絶好の粘土日和です。
本日もたくさんの方にご参加いただきました!
線路は続くよどこまでも。他のご家族と繋がる楽しさもありますね!たっぷりの粘土で、身体全体をつかってお楽しみください。
ハロウィンが近いということで。スタッフ作ですが…ちょ、ちょっと、怖いです。
最近は定員をオーバーしてしまうことも多く、朝早くからお並びいただいている皆さま、申し訳ございません。安全と充分なスペースの確保のためですので、どうか御理解のほどお願いいたします。特に午前中は混み合うことが多くなっております。
なるべく皆さまに快適にご参加いただけるよう、スタッフもより良い運営方法を検討してゆきたいと思います。
次回の粘土開放日は11/20(日)です。ご参加、お待ちしております!!
2011年10月19日(水) 美術館の独り言
美術館では、10月22日から開催される「京都国立博物館名品展 京都千年の美の系譜―祈りと風景―」に向けて、作品の展示作業を行っています。
《阿国歌舞伎図屏風》を展示している所です。展示作業をするには、作品を動かす人だけでなく、前でバランスを整える人も必要です。屏風の開き具合は丁度良いか、ゆがんでいないか、などをチェックしながら展示します。
屏風にもいろいろな大きさのものがありますが、こちらの《阿国歌舞伎図屏風》は小ぶりな大きさのものです。ここだけの話ですが、私は写真だけ見て、もっと大きな作品のように感じていたので、この作品の小ささにびっくりしました。先入観って良くないですね。
実は、今回はこの《阿国歌舞伎図屏風》のために特別なケースを用意しました。かなり作品に近寄って見ることが出来るので、楽しみにしていてください!
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こちらは、《法華経絵巻残闕》を展示している所です。絵巻物は、見やすいように斜めの台の上に展示しています。絵巻物がゆがんでいないか、あるいは、絵巻物を押さえるのに使うガラス板(卦算(けさん)と言います)が曲がっていないかなど、注意する点はたくさんあります。こちらの絵巻物も、かなり近くで見ることができるよう、工夫して展示していますので楽しみにしてください。*
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パネル類も展示するのも大事な作業の一つです。水平かどうか、確認しつつ展示していきます。
明日も引き続き、京博展の展示作業を行っていきます。とても充実した内容なので、展示作業をしながらも、つい作品をじっくりと見てしまいます。特に、屏風を開いたり、掛軸を掛けたりして作品と対面する時は、たまらないドキドキ感、わくわく感があります。屏風や掛軸、巻物などの日本美術の作品は、全体像を見るために「開く」という作業がつきものです。この、少しずつ作品が姿を現す、というドキドキ感を皆さんに味わっていただくことはできないのですが、すごく力を持った作品ばかりの内容の濃い展覧会になっていますので、10月22日からの京博展にぜひ足をお運びください。お待ちしています。
2011年10月19日(水) 観れちゃう
今日はロダン館ななふしぎを実施しました!
以前にもご紹介させていただきましたが、ロダンに関するななつの秘密(「美術館に考える人は何人いる?」「カレーの市民の中から兄弟を探せ!」など)を探していただく学校向けプログラムです。
ロダン館を回ってクイズの答えを探していきます。
ポーズを真似してみると、その作品の人物の気持ちが分かるかも!?
答え合わせの途中で、「あちこちに置いてある機械はなんですか?」との質問が出ました。よく見てくれてますねー!
これは温湿度計です。作品は温度や湿度の変化で傷んでしまうので、美術館は24時間365日体制で温度と湿度をずっと同じくらいに保たないといけません。
作品を見ていただく場を提供することはもちろん美術館の大切な役割ですが、作品を大切に守っていくことも美術館の大事な大事な役割です。
2011年10月16日(日) 作れちゃう
本日は「切り絵」の実技講座です!
講師は昨日に引き続き、切り絵アーティストの福井利佐さんです。
??昨日の工作アトリエからワンランクアップ!切り絵の基礎から教えていただきました。
まずは小さな紙で練習。それから大きな紙にみんなで線と丸を描いていきます。
大きな紙をバラバラにして、一人A4程度の大きさの切り絵にチャレンジ!
白と黒の配分、バランスこれが難しいのです。線が全て繋がるように、カッター切っていきます。
裏からトーナルカラーを貼って、色づけも行います。
みなさん、真剣な顔つきで制作にぼっとうしております!
できあがった切り絵を少しずつつなげていきます。
ジャジャーーーーン!!完成です!まるでステンドガラスのようです。
最後に好評会と質疑応答の時間。嬉しいことに、福井さんの切り絵作品を見せていただきました。線の描写は切り絵とは思えないほど細かく繊細です。
最後にスタッフと記念撮影までしていただきました。
福井さん、増雅さん、楽しい2日間を本当にありがとうございました!!