2011年10月30日(日) 作れちゃう
今日は美術講座「彫刻論」と実技入門講座「塑造」。
講師に彫刻家の登坂秀雄先生をお招きし、たっぷり彫刻についてお話をうかがいました!
ロダンの彫刻についてはもちろん、収蔵作品のブランクーシ、ヘンリームーア、ブールデルなどの多くの彫刻家の作品や歴史をおって、さらに深く鑑賞するためのお話を伺いました。
ロダン館に移動し、ブリッジギャラリーにて一つ一つ作品を見てまわります。先生の語り口には、彫刻家だからこその作品に対する親密さが感じられます。
午後は実技室にて実技講座です。今回は粘土で「手」を作ります。
まずは支持体となる心棒作り。塑造ははじめての方ばかりでしたが、本物の彫刻たちを見たばかりというせいもあってか、みなさんの目は真剣そのものです。堅くて太い針金に悪戦苦闘しながらも心棒を完成させました。
次回は粘土をつけてさっそくモデリング!みなさんどんな手に仕上がるのか楽しみです!
2011年10月27日(木) 観れちゃう
5,000,000
この数字、何だと思いますか??
テレビなどでもうご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、昨日の10月26日(水)県立美術館の来館者数が500万人を達成いたしました!!これを記念し、くす玉を割って記念のセレモニーが行われました!
見事、500万人目の来館者となられたのは、共に富士市久沢にお住まいの諏訪部福子さん(写真左から二人目)と佐野尋子さん(同三人目)のお二人です。
お二人には、川勝知事からの花束の贈呈に続いて記念品として美術館収蔵品の複製画や「京都千年の美の系譜展」の図録、静岡茶の他に、FDA航空券が贈られました。
記念品の中でも、FDA航空券の贈呈には思わずビックリ!お二人とも思わず満面の笑みがこぼれていました☆
今回初めて県立美術館を訪れたという諏訪部福子さん、何度もご来館いただいているという佐藤尋子さんをはさんで、もう一度記念にぱちり☆
本当におめでとうございました!!これからもぜひ、県立美術館にお越しくださいね!お待ちしています!
2011年10月26日(水) 美術館の独り言
10月24日(月)静岡大学教育学部附属静岡小学校4年生に会いに行きました目的は・・・被災地福島県いわき市立湯本第一小学校児童との交流を深めるため。
当館は、学校の授業や活動を支援しようと、被災地のいくつかの小学校に絵具と画用紙などの画材を提供しました。湯本第一小学校もその一つ。津波や余震、放射能汚染と、重苦しい話題の渦中にあった子供達は、「希望に満ち溢れた世界」というテーマでたくさんの絵を描いて送ってくれました。一方、静岡大学教育学部附属静岡小学校4年生には、一足先に?「希望の門」のデザイン画を描いてもらっていました(夏の当館教育普及イベント、粘土で「希望の門」をつくろう!のもとにするため)。
両校の絵画は、当館に約1ヶ月展示したあと、湯本第一小学校児童の絵画返却時に、静岡小学校児童の絵画を同封(他、当館オリジナルエコバッグや県内児童がデザインしたTシャツなど同封)しました。
すると、湯本第一小学校から、静岡小学校児童絵画の返却にあわせて、手紙や作品展示風景などの写真が送られてきたのです!職員一同、すべての手紙に目を通し、再度、元気で純真な子供達の言葉に勇気付けられました。
そんなやりとりがあった後、先日、静岡小学校の児童絵画作品とその手紙を、館長、副館長、担当者が手渡しにいったのです。
拍手で迎えてくれた子供達、「館長って偉い?」、「絵のこと、たくさん知ってる?」と興味津々・・・握手を求める子供まで・・・まるで芸能人!!(館長、満面の笑み)
館長が、いくつか手紙を朗読し、代表児童に手紙の束を渡したら、湯本第一小学校と静岡小学校が見えない糸でつながったような気がして、とてもすがすがしい気持ちになりました。
こんな機会を与えてくれて、両校の子供達、先生達に感謝です。ありがとうございました。 M.S
2011年10月24日(月) 観れちゃう
冬から春にかけて、ロダン館内で、様々なイベントを開催する予定です。コンサートや朗読、そして普段はあまり見ることのできないところも見ていただこうという特別企画もあります。
ところで、今日、その広報用の写真撮影を行いました。
何をやっているかと言うと、ロダン《地獄の門》の上部を見るモデルさん(館員ですが)を撮影しています。冬の一時期に、《地獄の門》の前に足場を組み、来館者に昇っていただくことを考えています。
下から見上げるときには、なかなか見づらい部分です。近づいて見ると、いろいろと面白いものが見えてきます。
「考える人」は、もともと《地獄の門》の一部分として制作されました(のちに取りだされて、独立した作品になったのです)。地獄のただなかに座って考えにふける、その最初の状態の「考える人」とも、じっくり対面いただけます。「考える人」が何を考えているのか、感じとっていただけると幸いです。
これらのイベントの詳細は、またホームページなどでご案内いたしますので、お楽しみにお待ちください。