美術館の独り言

祝☆1万人達成!!

 静岡県立美術館で10月22日に開幕した「京都千年の美の系譜」展の来館者数が、本日1万人を達成しました!!

 見事一万人目の来館者となられたのは、千葉県浦安市にお住まいの坂口勝男さん(写真左から2人目)と喜重子さん(同3人目)ご夫妻です。これを記念し、本日13:30より記念のセレモニーが行われた様子を、ほやほやのうちにお届けします!!

 お二人には、当館の坂田副館長より花束の贈呈に続いて記念品として、「京都千年の美の系譜」展の図録が贈られました。

 さらに☆本展の共催者である静岡第一テレビの木村専務取締役より記念品が贈呈されました。

 思いがけない出来事に坂口様もビックリ!もちろん、その満面の笑みを逃しません☆

 最後はもう一度、記念にぱちり☆

 今回本展の1万人目になられた坂口様、本当におめでとうございました。

 冷たい雨の中、はるばる県を越えて来てくださる方の熱意に、胸が熱くなりました。

 これからもみなさまのお越しをお待ちしております!!

美術館の独り言 観れちゃう

レッツウォーキング☆

 行楽シーズンの秋ですよ!

 このたび(10月29日のイベントでしたので事後報告ですが・・・)JRさわやかウォーキングの新コースに、静岡県立美術館が仲間入りしました!

 その名も、「日本平 舞台芸術公園と県立大学学園祭(剣祭)ウォーキング」!!

 タイトルには入っていませんが、ちゃんとコースに入っているんです!東静岡駅をスタートし、日本平の「舞台芸術公園」、平澤寺・平澤観音、静岡県立美術館、静岡県立大学、草薙駅ゴール☆という、芸術たっぷりコースです。なんとその距離10キロ!!

 静岡県立美術館にたどり着く頃にはお疲れかな・・・、と思われましたが、参加者さん達のさわやかなこと!!うれしいです。

 年内のさわやかウォーキングのコースは他に参加していませんが、自分の好きな場所を気ままにウォーキングしてみてはいかがでしょう。

作れちゃう

塑造 手をつくる

本日、彫刻家の登坂秀雄先生をお招きしての、実技入門講座2日目。

1日目につくった心棒にいよいよ粘土をつけていきます。

ただ本物に似せてつくるのではなく、「気持ち」をこめること。登坂先生は制作をする上での精神についても教えてくださいました。

人差し指と親指の間の隙間が特徴的な手、ピアノを弾く手、ぎゅっと力をこめた手など、

彫刻をはじめて体験する方がほとんどでしたが、みなさん思い思いの手の形に、気持ちをこめて制作をしていました。

つくった後にロダン作品をみると違った見方ができるのかもしれません。

参加者のみなさん、お疲れ様でした!

登坂先生、熱心なご指導ありがとうございました!!

美術館の独り言

出張美術講座@浜松

先日、出張美術講座のため浜松市の小学校を訪問しました。今回は5年生の児童を対象に、屏風と掛軸のレプリカを使用して日本美術に親しんでもらう、という授業を行いました。

授業は畳の教室で行いました。畳の上に屏風が置かれると、なかなか雰囲気が出て良いですね。

掛軸のレプリカは七幅用意し、掛けおろしを体験してもらいました。掛軸をまっすぐきれいに巻くのは、意外と難しいです。最初は少し戸惑っていた子どもたちですが、すぐに積極的に掛けおろしをするようになりました。

屏風の鑑賞では、気づいたことを付箋に書いてもらい、そのままレプリカにペタペタ。こんなにたくさん気づくことが出来ました。授業の中ではすべての疑問に答えることができませんでしたが、残って質問をしてくれた子もいました。

授業を通して、「日本美術って面白い!」と思ってもらえたら、本当にうれしいです。美術館にもぜひ遊びに来て下さいね。

美術品こぼれ話

鳩の彫刻(その2)

以前、このブログ(4/20)で紹介しました柳原義達《標・鳩》。足を傷めたため野外展示から室内展示に切り替わりましたが、それ以来、いろんなところに出没しています。今度は浜松市へ舞い降りました。

浜松江之島高校で今日から開催の移動美術展。教室の一室をお借りして、ロダン《考える人》(小型像)、石田徹也《トイレに逃げ込む人》《めばえ》、曽宮一念《自画像》などが展覧されています。

大人気の伊藤若冲《樹花鳥獣図屏風》の高精密レプリカも展示されています。・・・ん?右端に何かいます。

動物づくし、鳥づくしの屏風の影から、僕もいるよって、顔をのぞかせています。絵の中の動物たちと、張り合っているつもりなのでしょうか(笑)。

この移動美術展は、11/5(土)まで開催しています。ただし11/3(祝)はお休みです。午前9時30分~午後4時30分まで、一般の方も見学できます。ご希望の方は事務室へお立ち寄り下さい。