美術館の独り言 観れちゃう

予告!!

 25日の金曜日、当館の学芸員はある文明展の記者発表会に参加し、戦利品?!を持って帰ってきてくれました。こちらを見て、どの国の文明展か分かりますか??

これだけではまだ分かりませんね。。。、一つずつ見てみましょう!!

?↓  まずは、布のバックに近寄って・・・☆

↑ 織りがきれいな布のバックの留め具に注目!かわいらしい動物が彫られています!留め具の素材も、木でもプラスチックでもない様子、ふんふん。。。さて次は?

↑ キーホルダーの、丸い飾りに注目です!!赤と黒のてんとう虫のようなこちら!ご存知の方、いませんか?ある国では、この「豆」を幸運のお守りとしてアクセサリーなどに加工しているんです!どうですか?次が最後のヒントですよ!!

はいっ!ばっちりですね!!正解は「ペルー」!

よく見ると、文字の他にも、「P」の隣にはナスカの地上絵のイラストが入っていますよ☆

さてさて、クイズ形式にしてみましたが、お楽しみいただけましたか?来年の11月に、「マチュピチュ『発見』100年 インカ帝国展」が静岡にやってくるんです♪

まず東京の国立科学博物館を皮切りに、静岡にもやってきます☆まだ1年先のことですが、どうぞお楽しみにお待ちくださいね☆

観れちゃう

高校生ギャラリートーク(研修)

 
高校生がお客さん相手に、作品の解説会をします。今日はそのための研修を行いました。
現在開催中の収蔵品展「オールド・マスターズ」について担当学芸員から詳しいお話を聞きます。

18世紀以前のヨーロッパの油彩画は、高校生にはあまりなじみがないかもしれませんが、メモをとりながら熱心に聞いてくれました。
難しい解説ではなく、若者ならではのセンスで感じとったものを、お客さんに伝えて、お客さんといっしょに分かち合うようなトークを期待しています。
本番は、12月3日(土)12:55から第7展示室とロダン館で随時、開催します。

作れちゃう

粘土開放日☆

今日は粘土開放日です!たくさんのお客さんで実技室はにぎわっています。

 

粘土開放日のインストラクター内海さんは、毎回こども達のために大きなゾウをつくります。粘土開放日は、1日3回。なので内海さんは1日3頭ゾウをつくるのです!

しかも1頭10分程度で仕上げます!スピーディー!!では作り方をみてみましょう♪

まずは、足を4本作ります。大きな体を支えるので丈夫にね!

机のような状態になるように大きな粘土の体をのっけます。

体のかたちを整えて、さてつぎはゾウさんのお顔です。力をこめてくっつけます!!えーーーい!!

これであとは肝心なお鼻とお耳をつけるだけ♪重たい粘土はなによりも丈夫にがっちりつくることが肝心です。お鼻がチャーミングなゾウさんは長いお鼻の形をイキイキと作ってみましょう!

かわいい帽子もつけて完成です☆人も乗れるんですよ♪

ボランティアの朝倉さんも大満足のできばえでした!みなさんも大きな動物を粘土で作ってみませんか??

 

美術館の独り言

ほっと一息お茶タイム

昨日の雨が嘘のように、お天気に恵まれた日曜日になりました。

さて、本日は、静岡県立美術館のボランティア「草薙ツアーグループ」のお茶会の日でした。展覧会担当の学芸員と一緒に京博展を見て回り、その後美術館のプロムナードの茶畑で採れたお茶を入れて飲む、という企画です。

京博展担当の学芸員から、参加されたお客様に、まずはご挨拶。そして展覧会会場を解説しながら回ります。担当学芸員も熱心に解説していたので、ちょっと予定時間をオーバーしてしまったのでした。

展覧会鑑賞後は、お待ちかねのお茶の時間です。ボランティアさんから、おいしいお茶の入れ方を伝授してもらいました!

ボランティアさんから、草薙ツアーグループの活動内容についてのお話もありました。美術館に対する熱い思いを語ってくださって、感動です!普段あまりお客様の前に姿を見せることのない学芸員ですが、こういったところで皆様との距離を縮めていけたらなあと思います。

お茶会を通して、美術館は多くの人に支えられていることを実感しました。これからも、地域のみなさまに愛される美術館を目指していきたいと思います。

美術館の独り言

京博展・講演会☆

昨日はあいにくの大雨でしたが、京都国立博物館の久保智康氏をお招きし、京博展2回目の講演会を開催しました。

「京都千年の美術―そのかざりとかたち―」というタイトルでお話しいただきました。今回展示されている作品を中心に、展示していないものも含めての総括的なお話でした。

普段まじまじと見ることのない、祇園祭の鉾の金具の拡大画像などもあり、日本人の隙間を埋め尽くしていくような、装飾するエネルギーをすごく感じました。「かざり」の時代は激動期に集中しているというお話も興味深かったです。聴講されたお客様も満足の内容だったのではないでしょうか。