作れちゃう

ちょこっとだけ「ドット若冲」始まりました!

 伊藤若冲の《樹花鳥獣図屏風》ってご存知ですか?今、当館のフリースペースに高精細のレプリカが出ているんです(~5月15日まで)。

 この「ドット若冲」という企画は、この若冲のマス目描き作品を拡大して、エントランス床面に並べ、巨大絵画を出没させる!!という当館の名物企画です(6年目!!)。毎年、多くの方がマス目を描き、並べてくれています・・・(ありがとうございます)・・・今年は、約二週間、来館者の皆様に一人一枚、マス目を描いてもらい、より多くの方にイベント参加してもらう、ちょこっと体験期間を設けました。

初日から、このイベントを目当てにこられる方もいらっしゃいました。

「筆と絵具なんて何十年ぶり??」、「意外と色が出せない」という感想のとおり、簡単に終わる方もいれば、こだわって色を再現する方も・・・みなさん、楽しんでもらえたようで企画者の一人として大満足です。              M.S

美術館の独り言 観れちゃう

きょうは何の日?

 きょう(4月19日)は、静岡県立美術館の誕生日です!!おめでとう!

 特別なことは無いけれど、25周年記念の「百花繚乱」展は、つまりは毎日が誕生日! 

 いろんな人に愛され、育てられた感謝を詰め込んだら・・・

 「上下に絵が!」

 こんなにボリューミィになってます!上の絵も楽しんでいただけるよう、スロープ(写真手前)も用意しています。毎年少しずつ購入し、増えていった収蔵品たち。

 「大きくなったねぇ~」と楽しんでもらえたらうれしいです。

美術品こぼれ話

草間彌生《無題》海外貸出へ

当館には、草間彌生の初期のホワイトネットの大作があります。このたびこの作品をパリのポンピドゥーセンターと、ロンドンのテートモダンに貸し出すこととなりました。

そこで、修復家の方に来ていただいて、海外輸送に耐えられるように、作品のコンディションの確認と調整を行っていただきました。

いったん作品を裏返しにして、裏板を開けます。画布がバタバタしないように木枠との間につめてある特殊な緩衝材(インサート)の量を調整します。

修復家と担当学芸員が、作品の状態をチェックします。絵の具の亀裂の一つひとつや、1mmにも満たない剥落など、すべて記録を取ります。これだけ大きい作品になると、コンディションチェックはたいへんです。

大切な作品を無事に輸送するために、修復家、学芸員、輸送業者の話し合いや作業が、この後もまだまだ続いていきます。

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県民ギャラリーBでは

美術館コレクションの作品図版を用いて、みんなで大きな「美術館」を中空に出現させるプロジェクトが進行中です。誰でも無料で参加できます。

開始前

約500本の糸が天井からぶらさがっています。ここにみんなで、作品の絵を吊るしていきます。

4/16の様子

だいぶ「美術館」の形が見えてきました。

なお、中央の6つのテーブルは現代作家6人の作品です。6人は「箱と人」という作家集団(青木聖吾 + 浅井真理子 + 鈴木健二 + 宮本博行 + 三輪洸旗 + 山極満博)です。彼らの展覧会については、以下をご参照ください。

http://hakotohito.jimdo.com/

http://www.psys-d.com/gallery/index.html

百花繚乱展の最終日に、この部屋はどうなっているでしょうか。ご期待ください。

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ちょこっと体験シルクスクリーン<続報>

ちょこっと体験シルクスクリーンは、毎日、たくさんの方が体験してくれています。

 うまく刷りあがってうれしそうな顔をして持ち帰るお客様の姿を見るのは、スタッフとしてもうれしいかぎり。逆に失敗してしまうお客様もいますが、笑顔で「記念になる」とおっしゃってくれるので救われます。これでも、版の仕込みには時間と労力がいるんです・・・みなさん笑顔で体験してくれて、その苦労も報われます!!

 体験から乾燥まで5分程度の工程ですが、意外とコツがあるんです。味をしめたお客様からは、5月7日(土)・8日(日)の実技入門(シルクスクリーン)講座のお申込みをいただきました。とっても、シルキーな一週間です!!             M.S