作れちゃう

1/8~13 実技室、銅版画強化期間!

実技室プログラムのご案内です。

少し遅いですが、明けましておめでとうございます。
今年も県美の実技室をよろしくお願いいたします。

1月上旬の実技室は、二見彰一展に合わせて銅版画体験強化期間でした!
1/8~12はちょこっと体験講座「銅版画」、
1/13はアクアチント講座「構成の愉しみ」を実施いたしました。

 

ちょこっと体験講座は、銅版画のプレス機を回す体験をエントランスで実施。
エントランスではインクが使えないので、エンボス刷りやカーボンを使った簡易的な刷りを体験していただきました。

銅版画の版ってどんなものなのか、プレス機で刷るってどういうことなのか?
ほんの少しですが、銅版画の世界に触れていただけたでしょうか?
5日間、たくさんの方にご参加いただきました。ありがとうございます。

 

そして本日1/13は、アクアチント講座「構成の愉しみ」を開催しました。
講座には、なんと二見彰一さんご本人にも駆けつけていただきました!

さらに、講師には当館の創作週間でもおなじみ版画家の柳本一英先生、
そしてゲストとしてミュージシャンの丸山研二郎さんに来ていただき、大変贅沢な講座となりました。

二見さんが作品制作の際に音楽から着想を得ていたことに因み、
丸山さんのギター演奏を聴きながら作品の構想を膨らませました。
今日の実技室は、とても優雅な空間でした。
丸山さん、午前2時間、午後2時間、ほぼ弾きっぱなし。本当にお疲れ様でした。

そして講座の内容ですが、今回は銅版画技法の一種である「アクアチント」を体験しました。
アクアチントは松やにを用いることで、水彩画のような表現ができることが特徴です。

通常は粉末の松やにを使うのですが、今回は簡易的に松やにスプレー(野球やハンドボールの滑り止め)を使いました。

2時間で製版から刷りまで行う少し忙しい講座でしたが、皆さん刷り上げることができました。
二見さんの作品や丸山さんの演奏からの影響か、とても情緒的で詩的な表現が多かったように思います。

では、長くなりましたが…
今年1回目の実技室ブログでした!

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ARU?「親子で遊ぼう!ロダン館」

実技室プログラムのご案内です。

12/23は、「親子で遊ぼう!ロダン館」でした。
ロダン館で彫刻を見ながら楽しくお散歩した後、実技室で粘土・絵具を使ってクリスマスらしい遊びをしました!

今回は、未就学児のお子さんが対象のプログラムでした。

「美術館に行きたいけど、小さい子どもがいるからちょっと大変…」
「粘土開放日や絵の具開放日は3歳からだから、いつも一番下の子が参加できない…」
そんなお母さん・お父さん方からのご要望にお応えして、0歳からご参加いただけるイベントを企画いたしました。

しかし実技室も、3歳以下のお子さんにご参加いただくのは初めての試み。
そこで、今回は強力な助っ人として、英和学院大学の学生の皆さんに来ていただきました!

優しいお兄さんお姉さんたち(とウサギのぴょん太)と、ロダン館を散歩しました。

ただロダン館を回るだけではなくて、サンタさんがそっとロダン館に置いてくれたお星さまを探しました。
(写真のお姉さんは、サンタさんのお使いで来てくれたサンタ見習いです!)

ロダン館で星を見つけた後は、それを飾るためのツリーを実技室で作りました。
小さい子も、がんばって参加してくれました。

みんな楽しんでくれたかな?
大きくなったら、また美術館に遊びに来てください♪

美術館の独り言

12/14「つながるくさなぎフェス」に参加しました

12月14日に草薙駅前で開催された「つながるくさなぎフェス」で、エンボス版画体験コーナーを出店しました。

「エンボス」とはインクを付けないで刷る版画で、紙の凹凸で模様を浮き上がらせる技法のこと。

今回は、オリジナルしおりを作りました。まずは好きな型を選んで並べます。

プレス機のハンドルを回します。「よいしょっと!」

しおりにひもをつけて、色をぬってオリジナルしおりの完成です!!

県立美術館で現在開催中の二見彰一展では、銅版画の作品約300点ほどを展示しております。また、2014年1月8日(水)から12日(日)まで県立美術館エントランスホールにて、「銅版画」のちょこっと体験もできます。是非、県立美術館に遊びにきてください。

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12/8 粘土開放日

実技室プログラムのご案内です。

本日の実技室は、粘土開放日!
1tの水粘土をたっぷり使っていただける、親子向けのイベントです。

 

肌寒い季節になってきました。
皆さま風邪やインフルエンザにお気を付けくださいませ。

今回は2013年最後の粘土開放日です。
今日も寒い一日でしたが、たくさんの方にご参加いただきました。

【受付状況】
本日は10:00の受付の時点で約120名ほどの方が並ばれました。
先着80名までの方は、10:00受付の回に活動していただきました。
残りの方には11:00受付の回の整理券をお配りしました。

11:00と13:45受付の回は、どちらも定員内で活動していただけました。

次回の粘土開放日は、1/26(日)です!
2014年も、粘土開放日をよろしくお願いいたします♪

詳しくは、粘土開放日のページをご覧ください。

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実技室、銅版画強化期間中です

実技室プログラムのご案内です。

実技室では、
11/24(日)、12/1(日)に実技入門講座「銅版画」、
11/30(土)に指導者向け講習会「銅版画」を開催しました。

講師は創作週間でもおなじみ、版画家の柳本一英先生です。

只今開催中の「二見彰一展」に合わせ、この冬の実技室は銅版画の講習が盛り沢山です。

銅版画は、まずは銅の板に何かしらの手段で傷を付けます。
その傷にインクを詰め込み、プレス機で圧をかけてインクを紙に刷りとる技法です。
傷(凹部)にインクをのせるので、凹版画に分類されます。

銅版画と一口に言っても、その傷の刻み方で様々な技法に分類されます。
刃物などで直接傷を付けるエングレーヴィングやドライポイント、メゾチント、
薬品を使って腐食させるエッチングやアクアチントなど。

二見氏がアクアチントを好んで使用されていることに因み、
この冬の実技室は、銅版画の中でも特にアクアチントをピックアップしています!

アクアチントは、薬品を使って腐食させる「間接法」の一種。
銅版画は「銅板に傷を付ける」というその性質上、「線」による表現が主体になります。
しかしアクアチントは、松やにを使用することで、「面」による表現ができることが特徴です。

百聞は一見にしかず!
さらに見るだけでなく手で体験できれば、なお良いですね。
実際に技法を体験してみると、作品の見え方も変わってきますよ。

1/8(水)~12(日)はちょこっと体験講座「銅版画」、
1/13(月・祝)は「アクアチント講座 構成の愉しみ」も予定しております。
ぜひ二見彰一展の観覧と合わせて、銅版画の体験にも挑戦してみてください♪