美術館の独り言

たくさんの中学生が熱心に作品を鑑賞しています

 「こどもたちの文化芸術鑑賞推進事業」が、1月20日(金)~31日(火)まで開催されています。平日、「草原の王朝-契丹-展」をメインに鑑賞するのですが、この期間に約2000人の中学生が来館!!驚くほど熱心に作品をみています。

 中には、インフルエンザ流行による学級閉鎖でこれなくなる学校もありました・・・残念!!

 普段の学校とは違う学習で、生徒の皆さんは刺激を受け、当館ボランティアスタッフとの会話もはずむようです。

 作品上部を間近で見てもらおうということで、ロダン館では《地獄の門》前に階段を設置してあります。大人気で、作品周辺は常に賑わっています。

 来館前に事前授業で中学校にうかがったとき、必ず「美術館にいったことはありますか?」とたずねます。ほとんどの生徒さんが美術館未経験。初めての美術館が楽しく、魅力的な場所に思ってもらえるといいなあ・・・と思います。          M.S

美術館の独り言

祝☆一万人達成!!

静岡県立美術館では、昨年の12月17日に開幕した「草原の王朝 契丹展」の来館者数が先週の金曜日(20日)、一万人を達成いたしました!!

☆ここで、見事一万人めのお客様となった方をご紹介いたしましょう☆

静岡市清水区にお住まいの勝山さまご一家です!

(写真左側より順に、勝山綾乃様、勝山慶太郎くん、勝山由美子様です)

これを記念し、同日14時より記念のセレモニーが行われ、一万人目の来館者となられた勝山様ご一家に当館の坂田副館長より花束と図録が贈呈されました。

勝山ご一家のあふれる笑顔に、当館の関係者も一同和みます!

さらに!

本展の特別協賛者である清水銀行の小林専務取締役より記念品が贈呈されました。

ここでもすてきな笑顔を頂きました☆

さいごに、もう一度パチリ!!

勝山様はまだ一歳半の慶太郎くんを連れての来館に心配もあったそうですが、一万人目のお客様としてお迎えできてうれしいです!!本当におめでとうございました。

静岡県立美術館はみなさまのお越しをお待ちしております!そして、既に契丹展を観覧してくださり、「私、一万人分の一だ!!」という方、ありがとうございました。契丹展の特別講演会もまだ2回ございます。よろしければまた足をお運びくださいね☆

作れちゃう

日本画実技講座&ちょこっと日本画終了!

今日も実技室関連イベントは、日本画漬けな一日でした!

日本画家の鈴木強氏をお招きしての実技講座は、本日が2日目。

今日は砂子蒔きと、日本画絵の具での彩色を中心に体験しました。

箔を細かく紙の上に散らす砂子蒔きは、全面に平押しするのとはまた違った豪華さ。金や銀を混ぜて贅沢に蒔きました。

そして今日は、昨日箔張りをした色紙に日本画絵の具で彩色をしていきます。

水干や岩絵の具といった日本画の絵の具は、一色一色を絵皿の上で膠とよく練らなくてはならず、塗るまでがとても大変。

しかしこの絵の具を指で練る時間が、モチベーションと集中力を高めてくれます。

素敵な作品ができました!

そして今日が最終日となったエントランスのちょこっと日本画体験。こちらも大勢の方にご参加いただき、一週間の間毎日来て下さった方もいっしゃいました。

「日本画?興味はあるけど、ちょっと難しそう…」と思っていた方々に、少しでも親しんでいただけたでしょうか。創作活動へのきっかけになれば幸いです!

それでは、ありがとうございました!

美術館の独り言

契丹展特別講演会開催!

本日、「清水銀行プレゼンツ 契丹展特別講演会 日本と契丹―11世紀の仏教遺産」を開催いたしました!

とても多くのお客様にご来場いただきました。

本日の講演会の講師は、平等院住職の神居文彰さん。

仏教という視点から、日本と契丹との関係について、お話してくださいました。

意外なほどに、日本と契丹には類似するものが多く存在したんだなあ、と驚いてしまいました。

またひとつ、契丹について詳しくなることができた一日でした。

契丹展ではあと2回、講演会を用意しています。

契丹についてもっと詳しくなりたいという方も、契丹ってなんだろう?という方も、ぜひぜひご応募ください。

詳しい応募方法は、

http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/information/2011/kittan_koen.php

を参照ください。

契丹を知れば、日本のことがもっとわかる!ぜひ一緒に契丹通になりましょう。

作れちゃう

実技講座 日本画金箔張り

本日は、日本画家 鈴木強さんを実技室にお招きして、実技講座を行いました。

テーマは「金箔」。今日は金箔張りにみなさん挑戦していただきました。

屏風などに貼られている金箔。さて、どうやって張るのでしょう?

簡単に説明しますと・・・対象に(今回は色紙)に薄めたにかわ液を塗り、ひらひらとちょっとした風で動いてしまう金箔を1枚ずつ蝋引きされた紙に貼り付け、にかわ液を塗ったところに置き、蝋引き紙をとる・・・といった順序なのですが、綺麗に張るのは至難の技です。ちょっとした風や振動で金箔が破れたり、めくれたりしてしまうのです。

今回はその金箔を背景に上に絵を描いていきます。

さて、明日も続く実技講座。どんな絵に仕上がるのでしょうか?お楽しみに!

明日は、エントランスで行われているちょこっと体験最終日です。是非足をお運びください。