2012年03月09日(金) 美術館の独り言
みなさま、春らしい陽気とはまだ言えませんが、お元気にお過ごしですか?
突然ですが、静岡県立美術館といえば、「ロダン」!
その「ロダン」にちなんだ「ロダン賞」なる賞があることを、ご存知でしょうか?静岡音楽館AOIが1995年の開館以来毎年行っている「静岡の名手たち」オーディションは、静岡の音楽家たちの登竜門的な存在。その合格者の中から「ロダン賞」は選ばれています!
ふんふん・・・、でも「ロダン賞」と名前が付いているとはいえ、静岡音楽館AOIのオーディションの話が何故ここに??と思われた方、いらっしゃいますよね?実は・・・、
「「なんと!」」
毎年その「ロダン賞」を受賞した音楽家さんが、静岡県立美術館のロダン館に「受賞記念コンサート」を行いにやってくるのです♪
今回は、第15回「静岡の名手たち」オーデション合格者、ロダン賞受賞の鈴木 悠紀子(クラリネット)さんと、今田 篤(ピアノ)さんによる「クラリネットとピアノによる名曲の午後」をお届けします!!
気になる開催日は?!3月17日(土曜日)の14時から、90分程度を予定しています。春らしく装って、ゆったりした午後をロダン館に過ごしに来ませんか?
みなさまのご来館をお待ちしています☆
おまけ☆ちなみに、この2枚の写真は本日のロダン館の様子。雨ですが、ロダン館デッサン会には、熱心なお客様がたくさん!!天気で表情を変えるロダン館は、雨もまたいいんです!
2012年03月04日(日) 作れちゃう
今日は前回に引き続き、実技入門講座日本画の日です。みなさん、色紙にむかって真剣に絵筆を動かしています。
『草原の王朝 契丹』展に出品されていた展示物をモチーフに、東洋の様々な国の文様でデコレーションしていきます。みなさん『本当に日本画はじめて?』と疑ってしまうほど完成度の高い仕上がりです!
さてさて、15名の完成作品たちを御覧ください。
コレは、鳳凰の簪ですね!中国の文様がフェイドアウト、高校1年生の作品です。
下の龍は、うろこに苦労されていました。豪華な色合いです!
全て紹介できないのが残念です。30年ぶりに筆をもった方、美術を勉強する高校生、様々な思いで参加されたみなさんの想いが色紙につまっています。皆さん、お疲れ様でした!
2012年03月03日(土) 作れちゃう
今日は3月3日!ひなまつりです!まだ梅の花は見かけませんが、少しずつ春の気配を感じますね。
今日の実技室は色彩アトリエ「光のパレット」。実技室を光のアートでいっぱいにしました。
カラーセロハンを使うと、光に色をつけることができます。?光の赤・青・緑の3色が混ざると、白色になるってご存知でしたか?
今日は光の色々な面白い性質を利用して遊んでみました。
たとえば、光を通しにくい黒い画用紙をちょきちょきと切って、その裏からセロハンをぺたぺたと張り、ステンドグラスのようにしてみたり…。
小さな切り絵の作品も、光を使えば壁いっぱいの大きな作品になります。
切りぬいた画用紙を使って、影絵遊びも楽しみました。
割り箸やつまようじを使って、動く仕掛けを作った子もいました。うーん、ハイクオリティな作品にスタッフも驚きです。
カッターを使うの初めて!という子もたくさんいましたが、みんな細かい作業も集中して素敵な作品で実技室がいっぱいになりました!
今年度の色彩アトリエは今回でおしまい。しかし、来年度もまだまだ続きます。よろしくお願いします!
2012年03月01日(木) 美術館の独り言
昨日、2月29日(水)に、静岡県内の中学校に出張美術講座をしに行ってきました。
当館の所蔵作品のレプリカを使って、じっくりと作品を観察してもらいました。
授業で使ったレプリカは、初期狩野派《四季花鳥図屏風》、そして
伊藤若冲《樹花鳥獣図屏風》です。
原寸大のレプリカに、中学生たちも目を輝かせていました。
お昼休みにもレプリカなどをたくさん並べて、自由に見学ができるようにしていました。
先生も興味津々です。
《樹花鳥獣図屏風》のパズルにも熱心に取り組んでくれました。
中学生のみなさんにとって、少しでも美術作品を身近に感じていただけたら嬉しいです。これからも沢山の学校に、出張美術講座に出かけられたらいいなと思っています。