美術館の独り言

カラーリミックス展オープン!

本日、4月14日(土)から、「静岡県立美術館収蔵名品選 カラーリミックス―若冲も現代アートも―」展がオープンしました。

今回は、「色」をテーマに、美術館の収蔵品をご紹介する展覧会になっています。油絵と屏風、シルクスクリーンと掛軸など、普段はほとんど隣り合って展示されることのない作品を並べています。作品の新たな魅力に気づくきっかけになればと思っています。

さて、今回のカラーリミックス展では、どのように展示作業が行われていたのか、ちょっと覗いてみましょう。

5室に展示してある、小松均《赤富士 上下》の展示の様子を見てみましょう。

この作品は二曲屏風になっていて、上に展示する大きなサイズのものと、下に展示する小さなサイズのものとに分かれています。まず、下に展示するものから壁に取り付けていきます。

作品の下側は金具で支えています。壁に取り付けられたL字型の金具の上に作品が乗っています。作品の上側も金具で壁に付けます。

次に上側を取り付けます。大きいので、下側より更に大変です。

作品の一番上を留めている金具は、とても高い位置にあるので、このようなタワーを使って作業をします。

無事展示ができました!

沢山の人の手があって、ようやく展示ができる、という作品も今回の展覧会ではたくさん出品されています。この機会に、そういった作品も楽しんでいただけたらと思います。

作れちゃう

【予告】ドット若冲、今年も来る!

今年もこの時期がやってきました……ドット若冲!!今月末開催です!

写真は、去年の様子です。

ドット若冲とは、当館の目玉作品でもある伊藤若冲の《樹花鳥獣図屏風》を、約5m×10mに拡大してしまうというスケールの大きなワークショップ!!今年で7回目になります。

《樹花鳥獣図屏風》ですが、「マス目描き」と呼ばれる技法で描かれていることはご存知でしょうか?

作品を、よーく見ます。じーっくり見ます。もっともっと見ます。

すると…無数の小さなマスが集まっているのが分かるでしょうか?

そのひとマスひとマスを拡大して、巨大な《樹花鳥獣図屏風》を作るのがこの「ドット若冲」です。

一枚一枚ピースをよーく見て描き写し、それを最後にはエントランスに一気に並べます!

一枚ではもにゃもにゃとした良く分からない模様なのですが、並べるとあら不思議、動物が、鳥が、花が出現します。

しかし数千ピースを必要とするこの企画、皆さんのお力がなければ完成しません。

巨大な若冲をエントランスに出現させたい!と思ってくださった方は、ぜひ実技室プログラム「みんなでドット若冲!」にお申込み下さい。

開催日は4/30(月・祝)、5/3(木・祝)の2日間。参加無料です♪

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気になるけど、ちょっと都合が…という方は、ぜひ「ちょこっとドット若冲」にご参加ください。

こちらはエントランスにて、一枚だけピースを描いていただくドット若冲ちょこっとバージョン。あなたの一枚が、巨大若冲を作る大切な一枚になります。

4/19(木)~29(日)、10:00~12:00、13:00~15:00にエントランスにて毎日開催します。(休館日は除きます)

予約不要です。ふらっと立ち寄った時にどうぞ!

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☆「みんなでドット若冲!」<要予約> 4/30(月・祝)・5/3(木・祝)はhttp://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/education_lecture/jitsugi/2012/11.phpを!

★「ちょこっとドット若冲!」<予約不要> 4/19(木)~4/29(日)は

http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/education_lecture/jitsugi/2012/10.phpをご覧ください。

お待ちしております!

作れちゃう

ちょこっとシルクスクリーン終了!

今日が最終日となったエントランスのちょこっとシルクスクリーン体験。

どなたでも、気軽に、15分で技法を体験できるもので、

本日も大勢の方にご参加いただきました。

版を刷るのは少し、緊張の瞬間。

しかしできあがった作品を見ると、スタッフや皆さんの笑顔や歓声があがり、

多くの方に楽しんでいただけたかと思います。

これをきっかけに、創作活動や鑑賞を身近に感じていただけたら、幸いです。

ご参加いただいた来館者の皆さま、ありがとうございました!

美術館の独り言

中国からお客様をお迎えしました!

 静岡県立美術館は、毎日さまざまなお客様をお迎えしています。

 昨日は、静岡県と中国・浙江(せっこう)省の友好提携30周年を記念し、4月4日より本県を訪れている中国・浙江省友好代表団(団長・夏宝龍浙江省省長)をお迎えしました!

 まずは、ちょうど春のよい時節・・・、静岡県立美術館の周りの桜でおもてなしです☆

 代表団は当館の芳賀館長の先導のもと、なごやかな雰囲気で散策。夏宝龍省長は、満開の桜を、ことのほか喜ばれていました。

 桜鑑賞後はロダン館へ移動し、館内を見学されました。

 ロダン館の「地獄の門」の前で記念写真をパチリ☆

 その後、カフェ「ロダン」に移動し、呈茶(清水のお茶「まちこ」ですよ!!)を堪能されました。

 省庁団代表の夏宝龍省長からは芳賀館長に直筆の色紙が贈られました。

 美術館の訪問を終え、芳賀館長と握手を交わす夏宝龍省長。

県立美術館は昨年25周年を迎えたばかり。それ以前からのお付き合いなんですね!

これからも静岡と中国・浙江(せっこう)省との素敵なお付き合いをしてゆきたいですね。

作れちゃう

エントランスに集合!ちょこっとシルク!

今週はエントランスにてちょこっとシルク体験を実施中です。

シルクスクリーンでバッグに当館収蔵品を刷って、お持ち帰りできてしまうこの体験…本日3日目です。

初日はあいにくのお天気でしたが、昨日・今日と大勢の方にご参加いただきました☆

なんと3歳から90歳の方までご体験してくれました。コツさえつかめば、誰だって簡単に刷れるんです。

今回は7種類の版をご用意しております。若冲、川村清雄、ピラネージ、モネ…などなど。色が3種類あるので、7×3=21種類からお選びいただけます!

さらに手刷りのシルクスクリーンは1枚1枚が微妙に違う仕上がりになるため、ご自身だけのオリジナルバッグが作れますよ。

参加無料ですので、ぜひお気軽にいらしてください。

残すは明日4月6日(金)、7日(土)の2日間!10:00~12:00、13:00~15:00に開催しております。(先着100名程度で終了する場合がありますので、ご了承ください)

詳しくはhttp://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/education_lecture/jitsugi/2012/01.php???をご覧ください。