2012年05月03日(木) 作れちゃう
ついに…ついに完成しました。2012年度ドット若冲≪ガチョウの巻≫です!!
今年も素晴らしい出来ですね!
今年で七回目になる実技室プログラム「ドット若冲」。当館が所蔵する伊藤若冲《樹花鳥獣図屏風》の一部をダイナミックな大作にしてしまう企画です。今年のインストラクターはイラストレーターの志村将史さんでした。
若冲の作品を見ながら、8000枚近いピースに色を塗り、美術館エントランスに約5m×10mの巨大若冲を出現させました。
↓ちなみに、こんな秘密兵器(愛称K君号)を使って写真撮影しました。上にいるのが、インストラクターの志村さん。(うーん、見えないか…)
下の10列は、4月19日~4月29日に開催しました「ちょこっと!ドット若冲」にて、エントランスを通りかかった皆さまに一枚ずつ塗っていただきました。
スタッフが把握しているだけでも、最年少は2歳(お母さんといっしょに塗ってくれました)、最年長はなんと98歳!たくさんの方が参加してくれました。
皆さん、同じ作品を見ても色の感じ方は様々。しかし微妙に違う色が混ざりあって、とっても深い色合いが出ています。
ご参加下さった皆さま、良かったら自分の塗ったピースを探してみてください♪
そして4月30日と5月3日の2日間は、「みんなで!ドット若冲」を実施。
こちらは事前にご応募いただいた皆さまに、残りの色塗りから仕上げまで一気に頑張っていただきました。
これだけの数のピースを塗って並べるのは、本当に大変な作業。しかも、非常にチームワークが要求されます。
しかし、皆さん「時間がない!」と必死になりながらも、完璧に仕上げて下さいました!!
たくさんの方のご助力で完成した、ドット若冲≪ガチョウの巻≫
5/13(日)のお昼ごろまで、静岡県立美術館のエントランスにて展示いたします。
参加された方もそうでない方も、ぜひ見にいらして下さい♪
2012年05月02日(水) 作れちゃう
実技室プログラムのご案内です。
みなさま、GWは楽しんでいらっしゃいますか?
静岡県立美術館では5/6(日)、親子向け「絵の具開放日」を開催します!
冬の間はお休みをしていた絵の具開放日ですが、4月からまた再開をしています。
まずは体操から!全身を使って遊ぶ準備です♪
こちらの写真は、4月のえのぐ開放日の様子。
当館の学芸員さんが、特別に屋上から撮ってくれました。きれいですね~!
全身で、たっぷりの絵の具で、思いっきり遊ぶ!そんなGWの過ごし方はいかがでしょうか?
予約は不要ですが、定員を超えてしまった場合は入場をお断りする場合もございます。申し訳ありませんが、安全のためですので、ご了承ください。
詳しい受付方法や持ち物は、絵の具開放日のページをご覧ください。
まだ涼しい季節ですが、だんだんと日差しが強くなってまいりました。熱中症対策に、帽子と水筒を忘れずにお持ち下さいね☆
2012年04月26日(木) 美術館の独り言
来たる4月21日、22日に、ワークショップ「絵から音楽をつくろう!」を行いました。
両日合わせて21名の方にご参加いただきました。講師には、作曲家の野村誠さんをお招きし、カラーリミックス展に出品されている作品を楽譜に見立てて音楽を演奏する、という内容でした。
普段楽器を演奏する時は、五線譜に書かれた音符を見て音を出します。しかし今回は、絵や彫刻作品の形や線、描かれているものから音を出します。
音楽をつくるためには、音楽する作品をじっくり見る必要があります。一つの作品を30分程度、じっくりと見て音楽をつくっていきました。
伊藤若冲《樹花鳥獣図屏風》は、22日に参加していただいた方全員で音楽をつくりました。じっくりじっくり作品を見ていたら、作品の6分の1しか曲にできませんでしたが、かえってそれも魅力のひとつになったのかなと思います。
小人数に分かれての作曲も行いました。写真は、山本探川《宇津の山図屏風》で音楽をつくっている所です。小人数に分かれて作曲した後、全体での発表会も行いました。
今回のワークショップで、美術館の所蔵作品から11曲出来上がりました。ワークショップでの作曲を元に、講師の野村誠さんが簡単なピアノ曲の譜面を作成してくださいます。ゴールデンウイーク明け頃には、展示室内に配架する予定でいますので、「どんな曲ができたのかな?」「どの作品を曲にしたのかな?」と気になる方は、ぜひ展示室内で実際に楽譜を手に取ってみてください。
また、21日22日に来館されたお客様には、いつもよりもにぎやかな展示室でしたので、何かとご不便・ご迷惑をおかけしたことと思います。ワークショップをあたたかく見守っていただきありがとうございました。
2012年04月24日(火) 作れちゃう