2017年01月08日(日) 作れちゃう
実技室プログラムのお知らせです。
本日は2017年、最初のねんど開放日でした。
?朝から冷え込んだ1日となりましたが、沢山のご来館をありがとうございました。
今日も暖かい実技室のなかで、子どもたちは元気いっぱいにねんどで遊んでいました。
今年は酉年ということで、鳥をちらほら見かけました。
こちらは尻尾が特徴的なオナガドリ。
体には細かな羽の線がついていたり、尻尾も1本ずつ作られています。
ねんど開放日では、みなさんにこの「ヘラ」と「切り糸」という2つの道具をお貸しします。
「ヘラ」は例えばこの鶏の背中の線を付けたり消したり、
顔や体の形を滑らかに整えることができます。
「切り糸」は、ねんどをスパッと滑らかに切る道具です。
この道具を使いこなせるようになると、大きい作品を簡単に作れるようになります。
例えばこのような城壁、切り糸で薄い板を作ったものをさらにザクザク切っていくだけで
あっという間にできちゃいます!
県美に来館する前に、家族で何を作ろうか作戦を練ってから、みんなで一緒に大きな作品を作るのも楽しいですよ。
寒くて外遊びが厳しい日には、ぜひ県美へ遊びにお越しください♪
【受付状況】
本日は10:00の受付の回、11:00受付の回、13:45受付の回とも定員内で活動していただきました。
次回のねんど開放日は2月19日(日)です。
受付方法等の詳細はこちらをご覧ください。
★実技室の中には、貴重品・カメラ・タオル以外のお荷物はお持込いただけませんので、ウェストポーチなどの身に着けられる小さめの入れ物をご準備ください。
次回のねんど開放日も、たくさんのご参加をお待ちしております!
2016年12月23日(金) 作れちゃう
12/11に、わくわくアトリエ「いろんな木材で工作しよう!」が実施されました。
今回のワークショップは、「ニッポンの立体」展に合わせて行われ、「木材」を材料に、参加者の皆さんに立体工作を楽しんでいただきました。5歳のお子様から参加が可能だったこともあり、たくさんのご家族がご参加くださいました。
ワークショップは、1日を3回に分けて行われ、各回、1時間30分程度で作品を完成させることを目標としました。少々時間が短く感じられるかもしれませんが、このワークショップで使用した木材は、丸、三角、四角、球体…のように、すでに成形された素材です。それらを速乾性の木工ボンドでくっつけ、自分の思い描く立体作品を作っていただきました。(木材提供:常木教材株式会社)
いろいろな木材が形ごとに分類され置かれています。工作の時間がはじまると同時に、必要なパーツを探しに行きます。図面を考案する時間はあえて設けなかったため、何を作るか決まっていなかった人は、材料を手に取り、組み合わせながら発想を得ていました。子どもも大人も、たくさんの木材を前に、目を輝かせていました。
木材を提供していただいた常木教材さんが、「大人はすぐになにかの〈かたち〉に仕上げることを良しとするが、子どもは木にふれること、積み上げたり崩したりすることも純粋に楽しんでいるから、その様子をたくさん褒めてあげてほしい」と言われていたのが印象的でした。
それではどんな作品が出来上がったのか、制作風景とともにご紹介いたします。
こちらはサメだそうです。全部一人で、あっという間に仕上げていました。個性的な形の木材を斬新な発想で組み合わせています。子どもたちの発想力には本当に驚かされます。
幾何学図形のパーツを使うと、建築物を上手に組み立てることが出来ます。エッシャーの作品に登場するような、不思議な空間をつくっている子がいました。とてもモダンですね。
ドールハウスのような本物そっくりの家は、女の子に人気がありました。
小学校3年生以上になると、大人顔負けの作品が出来上がります。木の固有色を生かして作られたピアノです。
彼は、昭和生まれの私たちでも知っているあのロボットを作っていました。それは…
ガンダム!!ソードを持ってちゃんとポーズもつけてるところがカッコイイ!そしてこの彼のお友達も、懐かしい作品を作っていました。なんと…
1980年代に人気を博した映画『ゴーストバスターズ』!!マシュマロマンとゴーストバスターズの乗っている車、エンパイア・ステート・ビルディング、そしてこの絶妙な配置…1時間30分でこの完成度は素晴らしいです。小学3年生のふたりと意気投合して思わず熱くなってしまいました…(どうやら今年リバイバルされたらしいです)。ふたりとも誰の手も借りず、もくもくと仕上げていました。何も見なくても作ってしまえるぐらい、大好きなヒーローや乗り物のイメージが、心にいっぱいつまっているのでしょうね。
パーツを組み合わせるという工程を通して、一から全てを作り上げるのとはまた違った面白さを実感していただけたのではないかと思います。子どもよりも工作に熱中していたお父さんやお母さん、お子さんと一緒に作った作品はきっと後々の宝物になることでしょう。思い出とともに大事にとっておいてくださいね。
2016年12月04日(日) 作れちゃう
実技室プログラムのご案内です。
今日は月に一度のねんど開放日でした。
寒さが増して、風邪が流行りだしたせいか、本日のねんど開放日はいつもより少な目の参加者数になりました。
12月に入り、クリスマスが近づいてきました。
実技室の中にはクリスマスツリーやサンタさん、雪だるまなどが登場しました。
他にもこのような怪獣やお城、動物など、子どもたちの大好きなものが並びました。どんなものを作ろうか悩んだときは、イベントに関連したものを作るのも楽しいですよ!
【受付状況】
本日は10:00の受付の回、11:00受付の回、13:45受付の回とも定員内で活動していただきました。
次回のねんど開放日は来年、2017年1月8日(日)です。
受付方法等の詳細はこちらをご覧ください。
★実技室の中には、貴重品・カメラ・タオル以外のお荷物はお持込いただけませんので、ウェストポーチなどの身に着けられる小さめの入れ物をご準備ください。
それでは皆さま、素敵なクリスマスと良いお年をお迎えください。
次回のねんど開放日も、たくさんのみなさまのご参加をお待ちしております!
2016年11月23日(水) 作れちゃう
実技室プログラムのご案内です。
11月19日・20日の各日に、実技講座「美少女のレシピ」が実技室で開催されました。
今回は現在開催中の、「再発見!ニッポンの立体」に出品されている
根付作家の永島信也さんをお招きしました。
講座の内容は、少女の造形を得意とする永島さんの「美少女のレシピ」を公開、レクチャーしていただき、一つの作品をつくるというものです。
まず、講座の初めに永島さん(上写真中央)と今回の展示を担当した村上敬学芸員(下写真中央)と一緒に、参加者全員で展示を見に行きました。
展示室では、ペコちゃん人形、食品サンプル、ご当地キャラクターなど、日常生活に親しみのあるものが、芸術作品と共に紹介されています。
村上学芸員のお話を聴きながら、見慣れたものをいつもとは異なる視点で鑑賞し、最後に永島さんにはご自身の作品ついてお話いただきました。
さらに、実技室に戻ってきてから、永島さんの作品を手に取ってご覧いただきました。触るのに躊躇してしまうほど繊細に作られた作品ですが、持った感触や重量感など、根付の特長を皆で味わいました。
?そして、なんとその作り方を永島さんが普段お使いの道具で
実演してくださいました。
5分から10分程度、下描きもせずに始まり、
あっという間にかわいい女の子が現れました!
いよいよ、制作に移ります。
通常の彫塑や彫刻とは異なる、永島さんオリジナルの方法で
レクチャーしていただきます。
繊細な工程も多くありましたが、ゆっくりと段階を追いながら、
永島さんが個々をサポートしてくださいました。
粘土は、石粉粘土という石の粉と接着剤などの
混ぜ物で作られたものを使用しました。
乾きやすいので、水分を与えながら作ります。
今回は永島さんが普段使用されている道具ではなく、
割り箸をカッター等で削って作ったヘラをお使いいただきました。
初めて使う道具・粘土、思い通りに形が決まらない部分ができてしまいますので、
時には永島さん少し整形をしてもらいます。
だんだんと顔が出来上がってくるにつれて、愛おしくなってきます。
最後に髪の毛をつけて、完成です!
どんな作品ができあがったか、一部を見てみましょう。
最後は永島さんと一緒に鑑賞会をしました。
同じレクチャーを受けてもそれぞれ個性のある美少女に仕上がり、
見応えのある作品になりました!
講座では、永島さんの普段お使いの道具とは異なるものを使用しましたが、ご家庭でもそろえやすい道具ですので、家に帰ってからまたやってみようという方もいらっしゃいました。作品を見たり作ったりすることで、共通する目や鼻の大きさや形など、改めて美少女に欠かせないルールが見えてきたのではないでしょうか?年代によって美少女の雰囲気が変わっていたことも興味深かったです。
美少女を伝統ある根付に用いた永島さんの作品。今回の講座を経て、きっとまた一歩踏み込んで鑑賞していただけると思います。
☆次回の実技室プログラムのお知らせです☆
12月11日(日) わくわくアトリエ いろんな木材で工作しよう!
丸、三角、四角…色々な形の木材の中から、素材を選んでくっつけて、自由に作品作りを楽しんでいただきます。こどもは自由な発想で素敵な作品を、大人は技術とセンスでこだわりの一品を!
1日3回の入れ替え制で実施します。5歳から参加できますので、ぜひご家族でご参加ください。
お申込み方法の詳細はリンク先からご覧いただけます。
皆さまのご参加をお待ちしております!
2016年11月13日(日) 作れちゃう
11月に入り、静岡県立美術館のプロムナードの木々が綺麗に色づいてきました。朝一でねんど開放日にご参加下さる皆さんが、紅葉したキラキラの並木道を上っていくのを目にしました。本日のねんど開放日は、各回とも、いつもより少なめの人数での実施となりました。こんなに良いお天気で、参加人数が控えめな時には何か理由があります。今日あたり七五三かな…と。
少人数のねんど開放日は、ひとりあたりの粘土がたくさんつかえるチャンス!!スペースも広くとって色々やってみよう。ペタペタ、ころころ、平らなモノ、丸いモノ…何が出来るんでしょうね。
こちらの女の子もとっても素敵な笑顔をくれました!手に持っているのは、ねんどで作った木の実です。
ゆったりの今日は、スタッフの試作もいつもより手の込んだ作品が見られます。まねきねこに福禄寿…しぶいチョイスですが、来る11/15より開催の「再発見!ニッポンの立体」展のポスターを見本に作りました。
今日はインストラクターの内海さんも、座れる大きな象さんに素敵な帽子まで被せ、大盤振る舞いでした。
スタッフの作品も毎月の楽しみに見にいらしてくださいね。来月はたくさんのこどもたちが遊びに来てくれますように。
【受付状況】
本日は10:00の受付の回、11:00受付の回、13:45受付の回とも定員内で活動していただきました。
次回のねんど開放日は12/4(日)です。
受付方法等の詳細はこちらをご覧ください。
★実技室の中には、貴重品・カメラ・タオル以外のお荷物はお持込いただけませんので、ウェストポーチなどの身に着けられる小さめの入れ物をご準備ください。