2014年09月19日(金) 美術館の独り言
県立美術館では、本日、今年度4本目の展覧会である『美少女の美術史~憧れと幻想に彩られた
私たちの偶像~』展のオープニングセレモニー及び内覧会が行われました。
エントランスホールに入ると巨大なバルーンの作品が皆様をお迎えしてくれます。
開会式では、はじめに当館の芳賀館長と静岡新聞社・静岡放送専務、北村敏廣様からご挨拶が
ありました。
続いて、本展覧会の担当である村上上席学芸員から、展覧会の概要と見どころについて説明が
ありました。
村上上席学芸員からの説明終了後、オープニングテープカットが行われました。
オープニングセレモニー終了後は、芳賀館長と村上上席学芸員の先導により内覧会が行われました。
今回の展覧会は、江戸時代の浮世絵から現代社会における少女イメージを表したアート作品に至るまで
計300点の作品により、私たち日本人が少女という存在に何を求めてきたのかを振り返る内容と
なっています。
展示室内は3つの章立てで構成されています。初めは『江戸時代から昭和期までの美少女の歴史的な
流れに注目したパート』となっています。
続いては『美少女の姿・形に注目したパート』となっており、絵画の他、現代の美少女フィギュア等が
多数展示されています。
第5展示室と第6展示室の間にあるラウンジでは、太宰治の短編小説《女生徒》をモチーフにした
新作アニメーションが上映されており、多くの方が見入っていました。
章立ての最後は『精神や心の動きに注目したパート』となっており、絵画を中心とした作品を
ご紹介しています。
『美少女の美術史~憧れと幻想に彩られた私たちの偶像~』展は、明日、9月20日(土)から
11月16日(日)まで開催しています。
是非、ご家族や友人をお誘い合わせのうえ、静岡県立美術館にお越しください。
2014年09月09日(火) 作れちゃう
実技室プログラムのご案内です。
9月に入り、いよいよ芸術の秋がやってきますね。
実技室では9月6日、7日の土日に実技講座「日本画・金箔貼り」を行いました。
講師は日本画家として活躍されている鈴木強さんです。
こちらは竹でできた【竹箸(箔ばさみ)】を使いながら、包みから金箔を出しているところ。
金箔の薄さはおよそ10000分の1ミリ!
かすかな空気の動きでも、しわが寄ったり吹き飛んだりしてしまいます。
でも丁寧に順序良く貼っていくと、初めての方でもこの通り。
ま、まぶしい!
1日目はこの金箔を平押しした色紙と、砂子蒔きをした色紙を作って完成です。
作業の後には金の使い方に注目しながら展覧会の作品を鑑賞しました。
手を動かした後の鑑賞は、より深いものになったのではないでしょうか?
そして2日目には日本画の絵の具を使って、金箔の上に好きな絵を描いていきました。
初めての素材に触れ、初めての体験が盛りだくさんのプログラムでしたが、
難しさや楽しさも含めて、日本画の世界を深く味わっていただけたかと思います。
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次回の実技講座は「美少女の美術史」展関連講座。
出品作家のob(おび)さんと一緒に、展覧会をより深く鑑賞できる内容を企画中です。(要事前予約)
詳細は9月20日頃をめどにお知らせしますので、ホームページや館内チラシをチェックしてくださいね。
2014年08月31日(日) 作れちゃう
実技室プログラムのご案内です。
本日の絵の具開放日は、気温の上昇が心配されていたこともあり室内での実施となりました。
今日のテーマは、現在開催中の展覧会『アニマルワールド』展にちなんで…伊藤若冲≪樹花鳥獣図屏風≫より、白い象さんでした。屏風の象さんは白一色に近い表現ですが、みんなが描いた象さんは、それはもう色とりどりで、実技室があっという間にカラフルな空間になりました。
思い思いの象さんを描いたら、自由にお絵描きタイム!素敵な作品がたくさん出来上がりました。なかには自分の身体までぬりぬり…今日は絵の具まみれになっても、立派な勲章です。楽しかったね!
【本日の受付状況】
本日は10:00受付の時点で、約130名ほどの方が並ばれました。
先着80名までの方は、午前の回に活動していただきました。
残りの先着40名までの方は、13:15受付の回の整理券をお配りしました。
13:15受付の回は、定員内で活動していただきました。
次回の絵の具開放日は9月28日の日曜日です。
たくさんの方のご参加をお持ちしています!
2014年08月24日(日) 作れちゃう
実技室からのお知らせです。 8/31に予定の絵の具開放日ですが、気温が高くなることが予想されているため、熱中症対策として室内での活動とさせていただきます。 定員が各回80名となります。安全に活動するための配慮となるため、ご理解ください。 (詳しい持ち物や受付方法は、絵の具開放日のページをご覧ください。)