作れちゃう

11/30 ねんど開放日

実技室プログラムのご案内です。
本日は約2か月ぶりにねんど開放日が開催されました。
みなさん待ちきれなかったのか、寒い早朝にもかかわらず開館前からたくさんのお客様がお見えになっていました。

さて、今日のねんど開放日ではどんな作品があったかといいますと、まもなく明日に12月をひかえているからでしょうか、ちょっと気が早い感じもしなくはないのですが…みんなの大好きなクリスマスのモチーフがあちこちで見られました。

素敵なクリスマスツリーと帽子をかぶっているのはサンタクロース…かな?
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切り株みたいなケーキ。「メリクリ」って書いてあります。後ろにもごちそうが…美味しそうだね。
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いちばんの楽しみはやっぱり、くつ下の中のプレゼント!!IMGP0728

みんなの夢が、ねんどで次々とかたちになりました。
今日作ったもののどれかひとつでも、ほんとうに叶うと良いですね。

 

【受付状況】

10:00の受付の時点で約130名の方が並ばれました。
先着80名までの方は、10:00受付の回に活動していただきました。
残りの方には11:00受付の回の整理券をお配りしました。
11:00受付の回と13:45受付の回は、どちらも定員内で活動していただけました。

次回の粘土開放日は12/21(日)です。
受付方法や持ち物などは、粘土開放日のページをご覧ください。

 

美術館の独り言

『風景解剖学ー古今東西、風景画のしくみ』展が始まりました!

このほど静岡県立美術館では、今年度5本目の企画展『風景解剖学ー古今東西、風景画のしくみ』展のオープニングセレモニー及び内覧会が行われました。

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開会式では、はじめに当館の芳賀館長からご挨拶がありました。

 

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芳賀館長からの挨拶に引き続き、本展覧会の担当である浦澤学芸員から展覧会の見どころについて説明がありました。浦澤学芸員は昨年度に静岡県立美術館に採用され、今回が自身が担当する初めての企画展となります。

 

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浦澤学芸員からの説明終了後、オープニングテープカットが行われました。

 

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オープニングセレモニー終了後は、芳賀館長と浦澤学芸員の先導により内覧会が行われました。本展覧会は、当館の収蔵作品を中心に風景画を「人」「地面」「山」「建物」「道」「水」「空」等のパーツごとにテーマを設けて会場を構成し、風景表現のしくみの奥深さをご紹介する内容となっています。

 

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第1展示室を入ってすぐには「プロローグ」と題して日本画と西洋画を並列して展示しています。
写真は、浦澤学芸員がそれぞれの風景画の表現方法の違いを紹介しているところです。

 

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第2展示室では、これまで風景画の中で主役として描かれることの多い「山」について、大型の作品を中心に展示しています。

 

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第3展示室では、風景画を構成していく中で重要なモチーフである「建築」をテーマとした作品が
展示されています。なお、第3展示室~第5展示室にかけては展示室の中央にも移動壁を使って
迷路のような構成になっています。

 

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第5展示室~第6展示室のテーマは「水」。水は人や生き物の生命維持に欠かせないものであり、
これまで人間の重要な思索のテーマにもなってきた水をモチーフとした作品を多数ご紹介しています。

 

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第7展示室には「空」をテーマに、雲や水平線、光と闇のコントラストなどの切り口で作品を展示
しています。なお、第7展示室は収蔵品展のみで入館されるお客様にもご観覧いただけます。

 

『風景解剖学ー古今東西、風景画のしくみ』展は、来年1月4日(日)まで開催しています。
是非、ご家族揃って静岡県立美術館にお越しください。

美術館の独り言

美少女フィギュア♪

現在、県立美術館で開催中の『美少女の美術史』展で作品として出品され、オリジナルグッズとしても販売されている美少女フィギュアを製作しました。

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これは、企画展のために製作されたオリジナルアニメーションの主人公をモデル化したもので、材質はレジンキャスト製、路面を模した展示台付きです。

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モデルの全長は約5㎝。縮尺が1/35なので、身長は5㎝×35=175㎝となり、アニメの設定上、

大柄な女性であることが判りますね。

 

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塗装するカラーは展覧会図録に掲載されているアニメーションの設定画を参考にしました。

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それでは製作開始です。はじめにフィギュアと展示台を成形してから離型剤を落とし、塗料の食いつきをよくするためにサーフェイサーを吹き付けます。

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フィギュアの塗装では、一般的に顔や手などの肌部分から塗装するため、数種類の塗料を混色して
好みの肌色を作ります。

 

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作った肌色の塗料を顔と両手部分にエアブラシで吹き付けます。

 

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吹き付けた塗料が乾いたら、さらに、目、口、眉毛、頬、手の指先の陰影部分等を筆で描き込んで
いきます。

 

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次に髪の毛、メガネの縁、スカーフ、ベルト、ハイソックス等をそれぞれ筆で塗り分けます。

 

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続いてセーラー服の黒色を塗装した後、襟と両袖の白線を塗ります。塗料が乾いたら薄めた
つや消し塗料で全体のつやを整え、最後に革靴を塗装してフィギュアの完成です。

 

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フィギュアの次は展示台を塗装します。写真は、サーフェイサーを吹き付けた状態です。

 

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展示台の表面には長方形状のモールドが施されています。今回製作するのは「昭和初期の女学生」
ということで、「レンガの歩道」をイメージしました。調色した数種類の茶色を用意して長方形
部分をランダムに塗り分けました。

 

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塗り分けた長方形状のモールドの間には直線が彫られており、薄めた黒色の塗料を流し込むことで
レンガとレンガの間の溝を表現しました。なんとか「レンガの歩道」に見えるでしょうか。

 

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最後に「フィギュア」と「レンガの歩道」を接着して「昭和初期の女学生」の完成です。

 

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完成したフィギュアは、現在、販売商品の完成見本として展示中です。

 

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販売商品(※写真左側の白い方です)は、『美少女の美術史』展の会期中(11/16(日)まで)、
県立美術館2Fのブックショップで購入できます。この機会にあなたもぜひチャレンジして
みてはいかがですか。

作れちゃう

10/26 わくわくアトリエ「シルクスクリーン大作戦!」

実技室プログラムのご案内です。

本日、わくわくアトリエ「シルクスクリーン大作戦!」が開催されました。講師にはTシャツアート・現代アート作家の北川純氏をお招きしました。
シルクスクリーンという名前はあまり聞きなれないかもしれませんが、この技法は、私たちの身近なものにも頻繁に使われています。例えばTシャツにプリントされた文字やデザイン、テキスタイルの模様、ほかにも布に限らず色々な支持体に、この技法が用いられています。

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今回の講座では、シルクスクリーンの技法を用いて、ブックカバーとトートバッグにオリジナルデザインをプリントしました。テーマは『美少女と美術史』展にちなんで、自分の思い描く「美少女」を下絵に描いていただきました。こども向けの講座ということもあり、どんな「美少女」が見られるのか楽しみににしておりましたところ、可愛らしい女の子のイラストや、お母さんをモデルに描いたという絵など、ほほえましい素敵な絵ばかりでした。
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小学校1年生のお子様と親子で参加された親御さんが、「この絵は今しか描けない貴重な絵だから、仕上がった作品はずっと大切にしてあげたい」とおっしゃっていたのが印象的でした。紙に直接絵を描く場合、それが唯一の一枚ですが、シルクスクリーンの技術を用いれば、オリジナルの一枚を色々なものにプリントできます。大切な思い出をオリジナルグッズにして、誰かと共有できるのは嬉しいですよね!大切に、たくさん使ってくださいね。
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次回のわくわくアトリエは12月23日です。日本画の画材を用いて、ミニ屏風に風景画を描きます。(要事前予約)
詳細は11月中旬頃をめどにお知らせしますので、ホームページや館内チラシをチェックしてくださいね。

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10/18,19 実技講座「美少女を描いてみよう ~in静岡」

実技室プログラムのご案内です。
10/18・19に、展覧会関連企画の実技講座「美少女を描いてみよう? ~in静岡」が開催されました。
講師には、今日本で最も注目されている若手アーティストの一人で、「美少女の美術史」展にも作品が出品されている、ob(おび)氏をお招きしました。

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今回の講座は、美少女展にちなんで、静岡の美少女…富士山に逸話をもつ「コノハナサクヤヒメ」を描くといった内容で、obさんと一緒に展覧会を鑑賞した後、参加者の皆さんがそれぞれにイメージしたコノハナサクヤヒメを、桜の木の板に描写していただきました。

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使用した桜の木の板は、一枚板を職人さんに丁寧に加工していただいたもので、参加者の皆さんには、手に触れて相性を確かめながら、自分だけの一枚を選んでいただきました。描写に入る前に、obさんから作品制作にまつわるお話を聞いたり、コノハナサクヤヒメの逸話を読んだり、木目をよく見て図柄を考えたり、色々な発想をもとに、自分の思い描くお姫様を具現化していきました。

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さいごに、皆さんの描いたコノハナサクヤヒメ一同に並べ、自分のイメージや他の人のイメージについて、色々と話合いました。どのお姫様も、その人なりの美しさがあり、とても素敵でした。私の個人的な印象になりますが、男性の描いたものは、無垢、天真爛漫、明るいイメージが見られ、どこか、女性に求める理想像のようなものが反映されているように思われました。そして女性が描いたものは、儚さや美しさのなかにも、強さ、暗さ、怖さが現れているように感じられました。世の男性の皆さま、女性ってほんとうは凄いパワーを秘めていて、コワイんですよ…。

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桜の木の板に描かれたコノハナサクヤヒメは、本当に神さまが宿っているように感じられました。いつまでも大切にしてくださいね。