2014年08月20日(水) 作れちゃう
8/19(火)、エスパルスドリームプラザで「動物ひこうきをつくろう」というイベントが開催されました。
このイベントでは、参加者のお一人に一台、飛行機の模型をお渡しし、マジックで自由に色を塗ったり、静岡県立美術館所蔵品の特製動物シールを貼り付けたりして、自分だけのオリジナル飛行機を作っていただきました。
立派な飛行機を自由にアレンジして自分のものにできちゃう上に、無料のイベントだったこともあり、朝一から行列のできる盛況ぶりでした。参加人数は総勢122人!親子連れのお客様がほとんどで、一緒に楽しく作成していただけました。当日は会場の窓からすがすがしい夏空も見えて、参加者のみなさんがつくった飛行機がよく映えていました。
2014年08月17日(日) 作れちゃう
実技室プログラムのご案内です。
8/16(土)は開催中のアニマルワールド展関連ワークショップとして
わくわくアトリエ「みんなで動物園をつくろう!」を実施しました。
まず午前中は画家(絵描き)になって、日本平動物園から来てくれたウサギさんを色々な方法で描いてみます。
ウサギさんはじっとしていないので描くのはちょっと難しいけれど、よーく観察して…ひとふで書きや丸で描くのにも挑戦!
ステキなウサギさんが実技室の壁いっぱいに登場しました!
午後には彫刻家になって色々な動物をつくりました!!
最初に全員で展覧会を見に行きます。
展示されている作品の動物たちを、実技室に連れて帰るのが今回のミッション!
あとで彫刻にするために、色もメモしておこう。
実技室に戻って、新聞紙で動物をつくっていきます。
親子で協力したり、一人ひとりこだわってつくったり、色もカラフルにステキな動物たちがどんどんできていきます!
早く出来上がった人には、実技室の壁にも動物の絵を描いてもらいました。
タイトルの通り、最後には実技室がにぎやかな動物園になりました☆
講師の丸山成美さん、日本平動物園のウサギさんと寺田さん、弓削さん、どうもありがとうございました!
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アニマルワールド展は9/7(日)まで開催しています。
会期中の土曜日は20時(入場は19時30分)まで開館していますので、絵画の中の動物たちにぜひ会いに来てくださいね。
日本平動物園と合わせて見るのもおすすめですよ♪
2014年08月10日(日) 作れちゃう
毎年恒例の実技室プログラム、「みんなで!ドット若冲」が開催されました。
当日に台風が直撃する恐れもあり、参加人数が心配されておりましたが、今年も無事に素敵な作品が仕上がりました。
「みんなで!ドット若冲」では、静岡県立美術館所蔵の伊藤若冲≪樹花鳥獣図屏風≫の一扇を拡大し、若冲が用いた技法「マス目描き」を実際に体感していただくと同時に、最終的には巨大な(5m×10m)の作品に仕立てるという大胆なプログラムです。講師は、イラストレーターで、実技室プログラムの絵の具開放日インストラクターを担当している志村さん。当日は参加者のみなさんが楽しく、チームワークを発揮して制作できるように、講師・スタッフはじめ参加者の皆さんにも、あだ名のネックストラップを用意していただきました。
1日目は、当館学芸員で現在開催中の『アニマルワールド』展を担当している福士さんが、展示場で本物を前に作品解説をしてくださいました。画面いっぱいに描かれた動物たちが何匹いるか、何という名前の動物か、マス目は全部でいくつになるか…等々、後の制作に役に立ちそうな情報をたくさん教えていただきました。制作中にも、この時の話が出てきたり、作品について調べたり考えたりする時間は大事だと、つくづく思いました。
1日目の午後から、2日目の午後にかけては、ひたすら、完成に向けて制作が続きました。
今回、下は小学生1年生から上は中学3年生までがご参加くださり、親御さんともあえて違うグループになって制作を進めていただきました。年齢もばらばらで知らない人ばかりのなかで、最初は心配そうな顔をしていた子どもたちも、制作をつづけていくうちに、それぞれが自分の仕事を探し、自然にみんなとコミュニケーションをとっていきます。「私は次に何をやったらいい?」「絵の具の色を作るのが得意だよ!」「僕はお水を交換するね。」そんな言葉があちこちから聞こえてきました。
そしていよいよ、エントランスに展示となりました。
並べる作業がまたひと苦労ですが、この時にはもう疲れも忘れて、皆さん完成に向かって一生懸命でした。全体的な参加人数が少なかったため、前年より少し小さめの出来上がりとなりましたが、当初の目標枚数は120%達成し、なんとも美しい孔雀の一扇が完成しました。
エントランスでの展示期間は、8月10日(日)~8月28日(木)までとなります。ぜひ、『アニマルワールド』展と一緒にご観覧くださいませ!
2014年07月29日(火) 美術館の独り言
県立美術館では、本日、今年度3本目の企画展『アニマルワールドー美術のなかのどうぶつたち』展のオープニングセレモニー及び内覧会が行われました。
開会式では、当館の芳賀館長と静岡朝日テレビの鈴置常務取締役からご挨拶があり、続いて本展覧会の担当である福士主任学芸員から、展覧会の概要と見どころについて説明がありました。
福士主任学芸員からの説明終了後、オープニングテープカットが行われました。
オープニングセレモニー終了後は、芳賀館長と福士主任学芸員の先導により、内覧会が行われました。今回は、江戸時代に描かれた作品を中心に当館所蔵の12点に加え、個人蔵の初公開作品を含む動物絵画全71点を紹介しています。
第1・第2展示室には、『第1章 いきもの大集合ーたのしいどうぶつ絵画の世界』と題して伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風」をはじめ、にぎやかな作品を紹介しています。
第3展示室には、『第2章 身近ないきものたちーくらしとのかかわり』と題して人に身近な動物たちが描かれた作品を紹介しています。
第4展示室には、長沢芦雪≪人物花鳥図巻≫も展示されています。この絵巻物は今回の展覧会の準備中に発見されたもので、今回の展覧会が初公開となります。
第5展示室には、『第4章 どうしてこのいきもの?-描かれるには意味がある』と題して、文学的・宗教的な意味を持った作品などが紹介されています。
第6展示室には、『第5章 ハッピーアニマルー吉祥画の世界』と題して、静岡県ゆかりの下岡蓮杖や徳川慶喜公の描いた作品も展示しています。
『アニマルワールドー美術のなかのどうぶつたち』展は、本日から9月7日(日)まで開催しています。是非、ご家族揃って静岡県立美術館にお越しください。